巨人・甲斐「勝ちに飢えている」 楽天へ金銭トレード 5年契約の途中で異例の移籍

[ 2026年10月31日 05:28 ]

楽天に金銭トレードで移籍することが発表され取材に応じる甲斐
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 巨人・甲斐拓也捕手(33)が楽天に金銭トレードで移籍することを両球団が30日、発表した。国内FA権を行使して24年オフにソフトバンクから巨人に5年総額15億円の大型契約でFA移籍したが、今季はわずか13試合の出場。5年契約の2年目で契約は29年まで残されていた。前例の少ない契約期間中のトレード移籍になった。

 甲斐は川崎市のジャイアンツ球場で関係者にあいさつし「びっくりというところもあるし、寂しさもある。僕自身、勝ちに飢えている。1軍の場で恩返しできれば」と語った。

 巨人は今季、33歳の大城がチーム最多86試合に先発出場して成熟期を迎えている。30歳の主将・岸田に、松井新監督の星稜の後輩にあたる25歳の山瀬も世代交代の候補として期待され、37歳のベテラン小林も控える。甲斐の出場機会が見込めず、水野雄仁編成本部長は「せっかく来てもらったんですけど、なかなか出場機会がなかった。何とかいい形で今後も活躍できる場を、と思って。引き受けてもらった」と新天地に送り出した経緯を説明した。

 今季最下位に沈んだ楽天は捕手強化が急務となっていて、両球団の思惑が合致した。主戦捕手の太田が国内FA権を行使する意向。今季FAで加入した37歳の伊藤光には戦力外通告し、捕手陣の刷新を図った。青学大の世代No・1捕手の渡部をドラフトで1位指名し、さらに実績あるベテラン捕手を獲得した。石井一久GMは「勝者のメンタリティーを持っている捕手。甲斐の背中を見ることで成長できるところもある。広い視野でチームを鼓舞してくれると思います」と捕手陣を強固にしたい狙いがある。

 甲斐は育成からはい上がり、17年から4年連続日本シリーズ制覇に貢献した苦労人。「悔しい思いも当然した。この期間は無駄ではなかったと思いたい」と巻き返しを期した。(河西 崇)

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