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日本女子初の国際殿堂入り藤岡奈穂子さん会見 同じく5階級制覇狙う井上尚弥にエール「彼は怪物なので」

[ 2026年6月23日 12:47 ]

<藤岡奈穂子さん会見>ファイティングポーズする藤岡奈穂子さん(撮影・島崎忠彦)
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 日本女子初の国際ボクシング殿堂入りを果たした、元世界5階級制覇王者・藤岡奈穂子さん(50)が23日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で会見し、「国際ボクシング殿堂入りすることができ、また一つ自分の使命ができたと感じている。後世にできることがあれば尽くしていきたい」と語った。

 今月15日まで、米ニューヨークで開催された国際殿堂式典に出席。現地ではファンからサインや写真を求められたことを明かし「それくらい世界で知られているんだ、というありがたみを感じた」。元世界5階級制覇王者シュガー・レイ・レナード氏らとも対面し「ボクシングレジェンドの凄いチャンピオンたちと言われている方々が、自分の事を同等にリスペクトしてくれていたことがうれしかった」と笑みを広げた。

 宮城県出身の藤岡さんは23歳でソフトボールをやめてアマチュアボクシングをスタート。33歳でプロに転向し、09年9月にデビュー。11年9月にWBC女子ミニマム級王座を獲得後、WBA女子スーパーフライ級、WBO女子バンタム級、WBA女子フライ級を制し、17年12月にはWBO女子ライトフライ級王座を獲得して男女を通じて日本初の5階級制覇を成し遂げた。11年3月には東日本大震災で世界初挑戦が延期となったが、仕切り直しとなった5月の試合に勝利し、初の世界王座を奪取。同一戦が印象深い試合だったと振り返り「あの試合で2度のダウン奪ったが、自分の力ではないような感覚だった。自分一人ではなく皆さんから支えられたと思っている」と感慨深げに語った。

 それでも現役時代は女子ボクシングを巡る環境についてジレンマを感じていたという。「女性スポーツはどうしても男性の次という感じの見方があった。“美人過ぎる○○”や“ツヨカワ”など、競技ではないところにフォーカスされるのが残念だった。純粋に競技の強さや美しさを見てほしかった」。

 現在は順大大学院の2年生としてスポーツ健康科学研究科に在学中。「今の現役の子にそんな思いをさせたくない思い」もあり、勉学に励んでいると言う。「将来はボクシング、格闘技を通じたアカデミーをつくって主に女性に向けて自尊心を育むこと、ハラスメントや暴力から自分を守ること。そして自分の人生を自分らしくあゆみ自分で選んで生きていけるように伴走できる取り組みをしていきたい」と抱負を語った。

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33=大橋)は来年にもフェザー級に転級し、自身と同じ男子初の世界5階級制覇への挑戦が濃厚。「彼は怪物なのでやってくれると思う」とエールを送ると「彼はすでに自分より大きい選手と戦っていると思う。さらに大きい選手(が相手)になったときにどう戦うのか、個人的に楽しみ」と期待を込めた。

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