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山本美憂 涙のボクシング初勝利 2度ダウン奪い3回TKO 長谷川穂積会長は「何かしらのタイトルに…」

[ 2026年9月15日 21:08 ]

プロボクシング女子フライ級4回戦   山本美憂(日本/カナダ)《TKO3回1分51秒》田口智香(花形) ( 2026年9月15日    東京・後楽園ホール )

<女子ボクシングフライ級4回戦 田口智香・山本美憂>TKO勝ちし涙する山本美憂(撮影・会津 智海)
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 元レスリング世界女王で総合格闘家の山本美憂(52=日本/カナダ)がプロボクシングの国内デビュー戦で田口智香(33=花形)を3回TKOで下し、プロボクシング初勝利。52歳27日で国内公式戦出場を果たした元WBO女子アトム級王者・池山直の記録を抜く、52歳42日で日本人最年長記録更新となった。

 大歓声を浴びてリングに立った山本は初回からエンジン全開。いきなり左フック、左オーバーハンドを強振。3回には左カウンターでダウンを奪うと、再開後もパンチをまとめて二度目のダウンをたところで、相手陣営がタオルを投入し、棄権を申し出た。

 「やっているときは死に物狂い。楽しくなかった」と振り返りながら「自分がリングに立てて幸せ。夢のようです。たくさんの人が動いてくれてリングに立つことができた。感謝しています。長谷川さんやチームのみんなが支えてくれたので、チームのために勝ちたかった」とリング上では涙を浮かべた。18日は弟・山本“KID”徳郁さんの命日ということもあり「KIDができなかったことができた。自慢したい」と天を見上げ、ボクシング初勝利の余韻に浸っていた。

 3月のオーストラリアでのデビュー戦は試合3カ月前に左腕を骨折、手術した影響で1―2で判定負け。不完全燃焼に終わったが、今回は元世界3階級制覇王者・長谷川穂積氏のもとで、スパーリングを重ねるなど、万全の対策を重ねてきた。3回にダウンを奪ったパンチはスパーでも相手を倒していたいう。「自分では分からなかったが、2回終了後に(長谷川)会長から“タイミングあっている”と言われて」。練習通りの必殺パンチで格闘技初のKO勝利を呼び込んだ。

 それでも「スローモーションのような試合をしてしまったので全部で成長したい」と苦笑い。ただ長谷川会長は「ボクシングの素質はめちゃくちゃある」と大絶賛。3戦目の予定は未定であることを強調した上で「記念でやるのはボクシングに失礼。やるからには何かしらのタイトルに挑戦させたい」と今後のプランを明かした。

 国内では年齢制限でライセンスが取れないため、カナダでライセンスを取得。初めて聖地・後楽園ホールのリングに立った52歳は「(これからも)ずっとボクシング。次の試合も楽しみにしていてください」と呼び掛けていた。

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