【新日本】王者ウルフが初防衛に成功「NEVERのベルトにふさわしい王者になってきた」
新日本プロレス「KING OF PRO―WRESTLING2026」 ( 2026年10月12日 東京・両国国技館 )
Photo By スポニチ
新日本プロレスは12日、両国国技館で「KING OF PRO―WRESTLING2026」を開催し、NEVER無差別級王者のウルフアロンが挑戦者の藤田晃生と対戦した。
新たなタイツ姿で登場したウルフに対し、藤田がロープブレークでいきなり張り手で挑発した。場外戦では藤田が鉄柵をうまく利用してウルフを痛めつける。リングに戻すとミサイルキック。エルボーと逆水平、喉元に食らったウルフは一本背負い、高速脳天砕きと反撃し、エルボードロップもカウント2。藤田も脳天砕きを返した。
5分過ぎ、王者が蹴りを返してパワースラム、肩固めで絞り上げる。回転してアナコンダバイスへ。コーナーに乗せ、体勢を入れ替えた藤田が原爆固め。10分過ぎ、返したウルフと藤田はエルボー合戦を展開する。投げっぱなしジャーマンに王者はラリアット。立ち上がった藤田はバカまっしぐら(頭突き)、脳天砕きも決まらず。ウルフは29キロ差を生かし、アングルスラム、15分5秒、変形パワースラムからの片エビ固めで勝利した。
初防衛に成功したウルフは「1月にデビュー戦でEVILと戦って2月に負けて、6月取り返して、これで初めて防衛戦で勝つことができた。藤田にはプロレスをやっていく上で大切なことを気づかされた。負けるつもりはなく、勝ったことで達成感はあるけど、それでも1カ月間、戦えたことに感謝してます」と振り返り、「少しずつ1歩ずつ、このNEVER無差別級のベルトにふさわしいチャンピオンになってきたのじゃないかなと実感してます。ここで満足しては成長できないので、どん欲にこのベルトと成長していきます」と安堵(あんど)の表情で話した。
体重が29キロも軽い藤田との手合わせ。「体のサイズが違ったので、みんなヘビー級でスピードに翻弄(ほんろう)された部分もあった。大きい人とやった方がやりやすい、というのでは最強ではない。藤田と戦うことでスピードに対応する能力が身についた。藤田の覚悟をこの身を通して実感できた。プロレスを強くなるために腹をくくらなきゃと思った」と相手の強さを称え、3度も投げられたことについては「ジュニアヘビーでトップを走る藤田の意地だった」と話した。最後の新技の名前は「つけてない。アングルスラムをキックアウトされて、とっさに出た技です」と思案中と明かしたが、「NEVER無差別級は、新日本の全ての選手の中で僕と試合をしたい選手がいると思うので楽しみですね。全方位でどんな選手とやっても勝てるのを、このベルトを使ってやっていきたい」と今後は誰の挑戦でも受ける構えだ。
一方、敗れた藤田は「きょう、お前からはプロレスの力は感じた。認めたわけでも、仲良しこよししようというわけでもない。思ったことを素直に言っただけだ。お前からきょうはプロレスの力を感じた。1個だけ約束してくれ。また挑戦するから、お前からベルトをはぎ取ってやるからよ。それまで負けるなよ。それまでずっとお前が持っとけ」と再度戦を誓っていた。



















