久米宏さん死去 古舘伊知郎、最後に聴いた“久米節”に「やっぱり胸が熱くなるものはあった」

[ 2026年1月13日 16:00 ]

古舘伊知郎
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 元TBSアナウンサーでテレビ朝日「ニュースステーション」などに出演したフリーアナウンサーの久米宏(くめ・ひろし)さんが1日、肺がんのため死去していたことが分かった。81歳。埼玉県出身。所属事務所が13日、公表した。

 訃報を受け、フリーアナウンサー古舘伊知郎がこの日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)に急きょ、電話出演し、最後に触れた久米さんのしゃべりを振り返った。

 久米さんは04年まで19年間「ニュースステーション」のキャスターを務めた。勇退後、「報道ステーション」に番組名が変更され、04年4月からキャスターを引き継いだのが古舘だった。

 最後に会った時を明確には記憶していないという。「全然お会いしていませんから。一時は、10年先輩ですから、かわいがってもらいました。(トークイベントの)『トーキングブルース』も来ていただきましたし、僕も会いに行ったりしていましたから」。以前は懇意にしていたという。

 そんな関係が変わったのが、「Nステ」から「報ステ」への引き継ぎのタイミングだった。「同じ仕事を引き継ぐってあたりから、全く会っていません」と打ち明けた。

 「僕が久米さんのおしゃべり、あの稀代の名しゃべり屋のしゃべりを聞いたのが、TBSラジオの最終回でしたから」。久米さんは20年6月、パーソナリティーを務めたTBSラジオ「久米宏 ラジオなんですけど」の最終回を迎えた。

 車で移動中に聴いていたという。「久米さんがだいぶお年を召して、息を切らせながら赤坂界隈、再開発された赤坂サカスとか…。赤坂はいろんな坂道が多いですから、そこを上り下りしながら、行き交う人を描写しながら、中継してスタジオに息を切らして戻ってきたあのしゃべりは、やっぱり胸が熱くなるものはありましたね」と振り返っていた。

 久米さんが所属する「オフィス・トゥー・ワン」がこの日、公式サイトで「久米宏は、令和8年1月1日、肺がんのため満81歳にて永眠いたしました。ここに謹んでご報告申し上げます」と報告。「生前は、皆様より格別のご厚情とご支援を賜り、本人も深く感謝しておりました」とつづった。TBS「ぴったし カン・カン」や「ザ・ベストテン」など、数々の番組で司会を務めた。フリー転身後は「報道ステーション」の前身となる「ニュースステーション」のキャスターを務めた。

 通夜、告別式は故人の意向で、近親者のみで執り行われた。

 麗子夫人は久米さんの最期の瞬間を明かした。「久米は、最後まで“らしさ”を通したと思います。大好きなサイダーを一気に飲んだあと、旅立ちました。まるでニュースステーションの最終回でビールを飲みほしたあの時のように」。その上で「自由な表現者として駆け抜けた日々に悔いはなかったと思います」と振り返った。

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