藤井聡太棋王 前回失冠のダブルタイトル戦に突入 1勝2敗の王将戦に続き、棋王戦開幕

[ 2026年2月7日 19:54 ]

棋王戦第1局の対局場検分に臨む藤井聡太棋王(左)と増田康宏八段(日本将棋連盟提供)
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 将棋の藤井聡太棋王(23)=王将など6冠=に増田康宏八段(28)が挑む第51期棋王戦5番勝負の第1局は、8日午前9時から松山市の「道後温泉ふなや」で指される。藤井は4連覇が懸かり、増田は初のタイトル獲得を目指す。7日に松山市入りした両者は対局場の検分、ファンを交えた前夜祭に臨み、8日の対局に備えた。

 藤井は3、4日に東京都立川市で第75期王将戦7番勝負(特別協力・スポーツニッポン新聞社、毎日新聞)第3局を指し、挑戦者の永瀬拓矢九段(33)に91手で敗れた。対戦成績は1勝2敗となり、過去18シリーズ敗退のない2日制タイトル戦で初めて第3局を終えて追う展開になった。中3日で冬のダブルタイトル戦がスタート。棋王戦は1日制の持ち時間4時間で、王将戦は2日制8時間。持ち時間の違う将棋を同時進行でこなす困難さに立ち向かう季節がやってきた。

 1日制、2日制を合わせて過去34度のタイトル戦を終え、32期獲得。ダブルタイトル戦になったのは14度あり、追う展開から別のタイトル戦に突入したのは直近の今年度竜王戦のみだった。

 1日制の王座戦を1勝2敗と後がなくなったところで2日制の竜王戦が開幕した。竜王戦は開幕2連勝したが、王座戦は結局2勝3敗で伊藤匠2冠(23)=叡王、王座=に奪われた。

 2度あるタイトル戦敗退のもう1例もダブルタイトル戦中に起きた。初の失冠となる1日制の叡王を伊藤に奪われたのが23年度で、2勝3敗。第1局が指された直後に2日制の24年度名人戦が開幕し、叡王戦が第5局までもつれ込む間に名人戦は4勝1敗で防衛したが1日制の棋聖戦も始まり、第2局を終えていた。

 23年10月に史上初の全8冠を独占し、2年余り経っても6冠を保持する。その一方で、第一人者は新たな危機に直面している。

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