予選落ちの渋野日向子 ギャラリーの声援に「まじ泣きそうでした。落ち込んでいる場合じゃない」

[ 2026年4月11日 20:21 ]

女子ゴルフツアー 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン ( 2026年4月11日    埼玉県 石坂ゴルフ倶楽部(6580ヤード、パー72) )

<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 第2日> 9番、ホールアウトした渋野はギャラリーの拍手喝采を浴びる(撮影・西川祐介)
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 57位で出た渋野日向子(27ーサントリー)は、74とスコアを落とし、通算3オーバーの67位で出場3試合連続(米ツアー2試合を含む)の予選落ちとなった。

 序盤からショットが乱れた。インスタートの11番で、右ラフからの第2打をシャンクしてしまい、右斜面下に落としてダブルボギーを叩いた。16番ではグリーン左からパターで5メートルのチャンスをねじ込みバーディーと盛り返す。しかし、直後の17番でティーショットを右のOBゾーンに曲げ痛恨のダブルボギーとしてしまった。

 「シャンクもしたし、OBもしちゃったし。凄く残念な、めちゃめちゃ悔しいラウンドだった」と国内初戦でまさかの予選落ちを喫し表情を曇らせた。

 今週は自信を持って乗り込んできたはずだったが「ちょっとした緊張感だったり、いろんなズレによって、こんなにもショットが悪くなってしまうことに対しては、長年の課題かなと思っています」と結果に結びつけることができず、下を向いた。

 「朝の練習でも、ちょっと戻ってきたかなと思っていたんですけど、コースに出るとなかなか(思うように)動けなかった。上半身(の動き)も強かったなと思うし、タイミングを合わせることができなかった。シャンクを早めにしちゃったんで、そこからちょっと怖くなったというのはある」と試行錯誤の連続だった。

 それでも、いつまでもショックを引きずってはいられない。ホールアウト後には、大会主催者が開いたジュニアゴルファーとの交流イベントに参加。小学生ゴルファーの質問に、一つ一つていねいに対応するQ&A形式での進行だったが、その答えは自分自身に言い聞かせているようなところもあった。

 「おとなになっていくと、自分の現状に対して現実逃避しゃうというか、逃げてしまうというか、考えたくないと思ってしまって、てきとうになるところがある。そこを、ああやって質問してもらって聞いてもらうことで(現実を)思い出させてもらえる。そこは本当に自分でちゃんと考えなきゃいけないこと。だから凄い(自分は)周りに助けられているなと思いながら(質問を)聞いていたし、しゃべる言葉も考えて言っていました」

 “再起”のパワーをもらったのは、子供たちからだけではない。コースに応援に駆けつけてくれた大勢のギャラリーからもエネルギーをもらった。

 「(予選を)落ちるのが確定だったのに、あれだけの声援と(最終ホールの)9番を終わってからのクラブハウスに行くまでの声援というのは、結構きましたね。年々、良いところを見せられなくなっていますし、下を向いてしまうことが多いんですけど…。自分が下を向いてしまうのがアホらしくなるくらい、みなさんの声援が(力になっています)。ギャラリーの皆さんの方がポジティブにいてくれることによって、前を向かなきゃ、頑張らなきゃという思いにさせてもらっています。さっきの(9番からクラブハウスまでの)帰り道はまじ、泣きそうでした」

 次戦は米ツアーに戻り、再スタートを切る。

 「もう落ち込んでいる場合じゃないと思っているので、しっかりショットの修正だったり、大事なポイントを復習して頑張りたいと思います」。結果が出なくでも変わらずに応援してくれるギャラリーのため、そして自分に対してあこがれを持って接してくれる子供たちのために、ここで立ち止まっているわけにはいかない。

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