後半、勝ち越しゴールを決める塩貝健人。左は久保建英=キューアンドエースタジアムみやぎ(撮影・蔵賢斗) サッカー・キリンチャレンジ杯(24日、日本3-1ウルグアイ、Qスタ)日本代表は全体的に選手の動きが重く、純粋に勝ちにいくというよりは、テストマッチとしての様相が濃い試合だった。ウルグアイも集合から2日間しか準備期間がなく、重さが見られた。
アピールに成功したのがMF松木とFW塩貝だ。松木は序盤こそ体が重く見えたが、チームのために泥臭くハードワークできる守備意識の高さも示した。複数ポジションをこなせる点も強みで、大舞台での強さを証明した。塩貝も短い出場時間の中で持ち前の推進力を発揮し、貴重なゴールという結果を残した。自分にボールを集めさせようとする強いエゴと向上心は、停滞したチームの刺激となる。
テスト枠として起用された選手の中では、課題を残す者もいた。前半だけで退いたMF佐野航はA代表のチームにまだ順応できておらず、クラブでの活躍が代表でのパフォーマンスに直結していなかった。また、GK早川も前半に正面へのシュートを弾き、ピンチを招いた。好守もあったが、守護神・鈴木彩の壁を崩すのには時間がかかるだろう。
最大の懸案事項は最終ラインの層の薄さだ。冨安や板倉が不在の際、後ろの枚数もクオリティーも明らかに不足している。W杯でベスト8以上を目指すならば、ボランチから後ろのディフェンス力とポジショニングの修正能力向上が不可欠だ。
今後、チームを大岩剛監督へバトンタッチしていくにあたり、守備陣の再構築と底上げが最大の課題となる。経験を積ませて守備の強度を高め、新戦力の試運転で得た収穫をどう組み込んでいくか。本番へ向けた真価が問われる。(サンケイスポーツ専属評論家)
◆日本VSウルグアイ 本田氏の出場選手採点◆
位置 名前 点数
GK 早川 3
DF 瀬古 3
DF 板倉 3
DF 伊藤 3
MF 佐野海 4
MF 佐野航 2
MF 松木 4
MF 堂安 3
MF 鈴木唯 3
MF 中村 4
FW 前田 3
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DF 鈴木淳 3
MF 鎌田 3
MF 田中 3
MF 伊東 3
MF 久保 3
MF 相馬 3
MF 塩貝 4
FW 上田 4
【注】平均は3。5が最高、1が最低