藤川監督(左)、明大・戸塚監督(右)と写真に納まる榊原。2027年の主役になってくれ! 巨人・松井秀喜監督が誕生した。阪神ファンのための「虎のソナタ」だが、この超ビッグニュースは避けて通れない。
思い出したのは2002年11月1日。今、「虎のソナタ」を書いているこの私が野球デスク席にふんぞり返っていた。そこに飛び込んできた「松井、FA権を行使してメジャー挑戦発表」の知らせ。あの日もテレビ各局が会見を生中継した。
「1面は松井ですか? 阪神を2、3面で扱って、残りの松井の話を4面ぐらいで…」
紙面総括に提案したら叱られた。
「アホか。松井は日本野球界のスターや。松井の話は阪神ファンも読む。1面から5面まで松井で埋めろ。すぐコンテを考えて持ってこい」
尊敬する敏腕総括の指令を受け、「松井ってやっぱりすごい存在なんやな」と改めて思ったものだ。
暗黒時代のトラ番記者からすれば、松井にはボッコボコに打たれた記憶しかない。
当番デスク席にいた長友孝輔は1986年に愛知県で生まれた。
「ナゴヤ(現バンテリン)ドームの右中間席でセンター・松井、ライト・高橋由伸の後ろ姿を見て、カッコいいなと感じました。子供の頃に『10.8』の国民的決戦でバントをした松井さんも覚えています。松井監督、すごく盛り上がりそうですね」
トラ番最年少・秋葉元は2002年、つまり松井選手の日本ラストイヤー生まれ。巨人・松井を全く知らない。
「メジャーリーガーの松井さんの記憶しかありません」
その秋葉はドラフト1位・榊原七斗外野手の取材のため東京・府中市の明大に赴いていた。