離島からやってきた実践学園のエース・新渡戸が好救援で2年ぶりのベスト8進出「楽しかった」

[ 2025年7月20日 21:50 ]

第107回全国高校野球選手権東東京大会5回戦   実践学園6―1九段中教校 ( 2025年7月20日    大田 )

<九段中教校・実践学園>3回無失点と好投した実践学園・新渡戸(撮影・尾崎 有希)
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 実践学園の背番号1、左腕・新渡戸(3年)の出番は6―0の7回無死一塁からだった。3番手でマウンドへ。1死後に三塁打を許して完封リレーこそ逃したが、3回を2安打4奪三振の無失点で締めた。

 「みんなで勝ち抜けて楽しかった」。爽やかな笑顔を見せる新渡戸にとって、歓声を浴びて仲間と戦い、喜び合うのが高校野球の理想。だから「楽しかった」。生まれ育った離島の大島からやってきて3年目。こんなシーンを描いていた。

 転機は大島二中3年のときだ。東京・上井草で行われた都大会に出場し、実践学園の関係者から声を掛けられた。島を離れて野球を続けることに「不安はあったけど、挑戦したい気持ちの方が大きかった」。自主性を重んじる野球にも適応し着実に成長。昨秋から背番号1を背負い、試合を締めくくるリリーフエースになった。

 試合には、大島の実家から両親がいつも駆けつける。22日の準々決勝の相手は堀越。舞台は神宮球場だ。「ここ(準々決勝)から神宮だと思うと、鳥肌が立つ。自分が主人公だと思って全身全霊で投げたい」。離島からやってきたリリーフエースは、そう言って表情を引き締めた。
 

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