ソフトバンク今季最多貯金15 モイネロ「子供のリーグであったような気が…」来日初完封で8勝目

[ 2025年7月20日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―0西武 ( 2025年7月19日    ベルーナD )

<西・ソ>8勝目を挙げたモイネロ(撮影・島崎忠彦)
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 ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(29)が19日、西武戦で来日初完封を果たした。暑さの中で球数を減らすことを意識した夏仕様のピッチングを展開。奪三振は2ながら相手打線をわずか2安打に抑えた。8勝目をマークし、リーグトップの防御率は1・27に良化。ベルーナドームは大得意で昨季の先発転向後5連勝となった。チームは1分けを挟んで今季6度目の4連勝で貯金を最多の15とした。

 試合前の時点で奪三振数は115。同116の相手先発・今井に1差のリーグ2位だった。球界を代表する左右のドクターKの投げ合い。ところが、モイネロは夏場のベルーナドームでイメージを覆す省エネ投球を展開した。

 「球場の暑さもあったし、西武の打線がアグレッシブに打ってきていたので。コースと高さをしっかり投げることがテーマで、なるべく少ない球数でという意識でした」

 7回に先頭の滝沢をカーブで空振り三振に斬るまで、奪った三振はゼロでアウトを積み重ねた。いつもなら150キロ台を連発させる直球は140キロ台後半が中心だったが、制球良く投げ込んで打たせて取る。夏仕様のピッチングで凡打の山を築いた。投球テンポも抜群で球数112球。わずか2安打に封じて自身初めての完封を果たした。奪三振数は昨季の先発転向後、最少の2だった。

 6月6日のヤクルト戦では球団新、プロ野球記録まであと一つに迫る18奪三振をマークした。うなるような直球と全てが一級品の変化球で相手をねじ伏せるが、母国・キューバでの少年時代は意外にも打たせて取る投手だったという。「12、13歳の頃は三振が少なくて打たせて取る投手でした。三振を取るだけではなく、ゴロ、フライで長いイニングを投げていた記憶があります」。完封はいつ以来かと問われると「子供のリーグであったような気が」とコメント。原点のスタイルでチームトップの8勝目を挙げた。

 小久保監督は「あのスタイルだったら球数も減る。いつものように腕を振って投げるとファウル、ファウルで球数も増えるので。新しいモイネロを見ましたね」と最敬礼だった。7月に入り先発転向後で初の連敗を喫していたが、投球内容は安定していた。防御率は1・27で2年連続のタイトルに向けてリーグトップを快走している。

 チームは1分けを挟み4連勝で貯金を今季最多の15とした。2ゲーム差の首位・日本ハムを逆転してのリーグ連覇へ。モイネロがその中心となるのは間違いない。 (木下 大一)

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