広島・岡本駿 2年目初先発で7回零封、打たせて取る投球で相手打線を翻弄

[ 2026年4月3日 05:05 ]

セ・リーグ   広島1―2ヤクルト ( 2026年4月2日    神宮 )

<ヤ・広(2)>先発の岡本(撮影・島崎忠彦)
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 広島・岡本駿投手(23)が2日、ヤクルト戦(神宮)にプロ初先発。7回3安打無失点と好投し、敗戦の中で光をともした。序盤こそピンチを招いたが、打たせて取る投球で相手打線を翻弄(ほんろう)。“先発初勝利”はお預けとなったが、「粘り強く投げられた」と収穫を口にした。

 圧巻の先発デビューだった。2年目で初先発の岡本は、7回101球3安打無失点と文句なしの投球を披露。「走者を出してから粘り強く投げられた」と胸を張った。

 当初は1日の同戦に先発予定も雨天中止により、スライド登板となった。それでもきっちり役割を果たした。初回は先頭の長岡に右翼線二塁打を打たれるも後続を断って無失点。2回も先頭・岩田の遊撃内野安打と盗塁で無死二塁とされたが、伊藤をツーシームで見逃し三振。奥川を三ゴロに打ち取ると、武岡はこの日最速149キロ直球で左邪飛に仕留めた。序盤こそピンチを背負ったが、3回以降はリズムに乗った。直球、ツーシームを主体に「今日はスライダーが良かった」と変化球もさえ、打たせて取る投球で凡打の山を築いた。

 「3回以降は変化球も入ってきて、徐々に良くなっていった。(登板前に相手打線の)動画を見て、高めのコースも使えると(スコアラーさんから)言われていたので使った」

 実りある内容に新井監督も「初先発だけど、よく頑張ったと思う。粘って、点を先にやらずにナイスピッチングだったと思う」と評価した。

 1年目の昨季は救援で41試合に登板して1勝1敗、1ホールドの防御率2・88。昨年10月のフェニックス・リーグから本格的に先発挑戦を始めた。甲南大入学時に野手から投手に転向。大学時代も先発経験があるとはいえ、向上心を胸に成長を目指した。ブルペンでの投げ込み量も救援時と比べて2~3割増やし、変化球では新球のカーブ習得に着手。昨季、投球全体の6%ほどしか使用していなかったチェンジアップの握りも試行錯誤するなど、先発仕様へとモデルチェンジを図った。

 その成果はオープン戦でも表れ、目標としてきた開幕ローテーションをつかんだ。この日は好投報われず、先発初勝利こそお預けとなった。それでも、今後へ期待が膨らむ姿を見せてくれた。「次もいい投球ができるように頑張りたい」。すでに視線は次戦を見据えている。 (長谷川 凡記)

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