広島1位・山里宝 新井監督の「1年目からガツガツ来てほしい」に即応「高いレベルで戦いたい」

[ 2026年10月23日 05:05 ]

新井監督(左)と笑顔で写真に納まる広島1位指名の亜大・山里(撮影・五島 佑一郎)
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 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が22日、東京都内のホテルで開催され、広島は1位指名で亜大・山里宝内野手(22)の入団交渉権を獲得した。走攻守そろう即戦力の大学No・1遊撃手。会場から駆け付けてガッチリ握手した新井貴浩監督(49)は「内野を引っ張る選手になってほしい」とし、チーム再建のピースになる活躍を期待した。

 山里はくしくも、23日が22歳の誕生日。1位指名後「1日早いけど、誕生日おめでとう。一緒に強いチームをつくっていきましょう」と呼びかけた新井監督は、会場から駆け付けて初対面し、「C」マークの帽子をかぶせて笑顔でガッチリ握手した。

 「守備はもちろん、打撃でもパンチ力があるし、視野が広い。気迫が前面に出るタイプなので、すぐに人気が出ると思う」

 再建の時を迎えているチーム。ゾンビたばこを巡る騒動で、首位打者と最高出塁率の昨季2冠に輝いた小園、24年ゴールデングラブ賞の矢野ら4人が今季限りでの退団が決定。二遊間の補強は今秋ドラフトの最優先課題で、その筆頭候補が大学日本代表で正遊撃手を務めた山里だった。

 「1年目からガツガツ来てほしい。勝田成と佐々木泰がいるので、いい競争をして内野を引っ張る選手になってもらいたい」

 無論、山里本人もそのつもりだ。走攻守そろう即戦力の大学No・1遊撃手。1メートル74と小柄でもパンチ力があり、通算10号となる先制2ランに決勝の2点二塁打を放つなど、亜大を9季ぶりのリーグ優勝に導いた14日、国学院大戦での4打点の活躍が記憶に新しい。

 「同じ右打者の西川史礁選手(ロッテ)や森下翔太選手(阪神)のように1年目から2桁ホームランを打ちたい。高いレベルで戦いたいと考えています」

 7人きょうだいの6番目。大家族の夢も背負う22歳には活躍を届けたい存在がいる。「(野球中継を見ながら)ヤジを飛ばすような」と思い起こしたのは、5月に亡くなった祖父。どんな時も前向きな言葉をかけてくれ、「天国からヤジを飛ばされないように頑張りたいです」と冗談交じりに語った。

 「プロ野球はたくさんの試合があるけど、1球たりとも抜くようなプレーは引退するまでするつもりはない。競争ができるのは強いチーム。即戦力として戦えるように、1年目から遠慮なくガツガツいきたいと思います」

 亜大野球部の部訓でもある“全力疾走”を貫き、夢に見た舞台で山里の挑戦が始まる。

 ◇山里 宝(やまさと・たから)2004年(平16)10月23日生まれ、兵庫県出身の22歳。小学校入学前から野球を始め、神戸国際大付(兵庫)の2年時に出場した甲子園では、春は2回戦、夏は8強入り。亜大では1年春にリーグ戦デビューを果たし、今夏は大学日本代表に選出。1メートル74、78キロ。右投げ右打ち。 

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