巨人・西舘 先発セ相手初勝利 中大時代の思い出の地・神宮で1勝

[ 2026年7月16日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人8―2ヤクルト ( 2026年7月15日    神宮 )

<ヤ・巨>勝利し、ナインに迎えられる西舘(撮影・光山 貴大)
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 巨人・西舘勇陽投手(24)が15日、思い出の地で待望の白星をつかんだ。中大時代に慣れ親しんだ神宮球場のヤクルト戦で、7回を4安打1失点と力投して今季2勝目。プロ3年目で同球場初勝利を挙げた。通算5勝目だが、セ・リーグ球団相手に先発で勝利したのも初。今季はコンディション不良で出遅れたが、先発の一角として存在感も増してきた。

 数百人の観客だった大学時代とは違い、2万9155人の神宮で快投した。3年前。ドラフト1位候補ながら弱気な発言を繰り返していた西舘の姿はもうない。

 「(勝利は)大学以来ですけど、物凄く投げやすかった。やっぱ4年間やったんで、脳みそが勝手にいいように覚えてるんじゃないですかね」。プロ通算7試合目の神宮登板で、初白星を挙げた。

 中大時代の主戦場。マウンドに立ったのは昨年7月17日以来で、今季初めてだった。徐々に空気感を思い出すように尻上がりに調子を上げた。前回、盛岡でヤクルトと対戦した1日は2回途中で危険球退場。この日は7回4安打1失点と好投し、今季2勝を挙げた。

 大学時代は1年秋に神宮デビューを果たすと、通算51試合の登板で12勝を挙げた。プロでもセ・リーグ6球団の本拠地で最も良い防御率1・27を誇る。4年時はドラフトの目玉として注目を集めた。登板後は毎回のように取材を受けたが、「後ろに自分よりいい投手がたくさんいるので、そこにつなぐことだけ考えていました」と常に弱気発言をした。エースの姿に、中大・清水達也監督は「謙虚というか、もっと自信を持ってほしいんですけどね」と横で苦笑いを浮かべていたほどだった。

 あれから3年、マウンドでは時折笑顔も見せる余裕もできた。通算5勝目だが、セ・リーグ相手に先発で勝利したのは初めて。「ようやくですね」と喜んだ。首位阪神には1ゲーム差に迫り、西舘は「次に向けてまた調整していきたいです」と言った。戸郷、大勢と主力投手の離脱が続く中、3年目右腕が価値ある1勝をつかんだ。(村井 樹)

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