原口文仁氏 尾形に苦しめられた阪神打線 敵地で7試合を残すDeNA戦が優勝争いの鍵を握りそう

[ 2026年8月5日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神0―1DeNA ( 2026年8月4日    横浜 )

<D・神(14)>7回、好機で三振に倒れる前川(投手・尾形)(撮影・五島 佑一郎)  
Photo By スポニチ

 【原口文仁 視点】DeNA先発の尾形と対戦した時にまず意識するのは、やっぱり150キロを超える速球だ。その真っすぐを引っ張り込んでのヒットは、この日1本もなかった。もちろん逆方向に安打することや変化球を仕留めることが悪いというわけではなく、それだけ尾形の真っすぐが速く、力があるということを物語る。

 その剛球に加え、この日は変化球もゾーンに決められた。カーブやフォーク、スライダーなどによって生じる緩急差が、打者にとって邪魔になった。特に120キロ台のカーブとは球速差がおよそ30キロあり、その対応は容易ではない。だから阪神打線は苦しめられた。6月21日の前回対戦では、5回までに4四球を選び、それを足がかりに少ない安打でも2得点して勝利できた。だが、この日は7回まで2四球。打席内で変化球の可能性を消し去ることができず、真っすぐ一本に絞りきれなかったのが、前回との違いと言えた。

 DeNAとは残り11試合。しかも敵地で7試合を残す。数字だけを見れば同一リーグでは唯一、勝ち越せていない(7勝7敗)。さらに横浜スタジアムでは2勝3敗。阪神は、巨人との直接対決が大事になるのは言うまでもないが、それを意識しすぎると足をすくわれかねない。ヤクルトなどとの熾烈(しれつ)なAクラス争いを演じるDeNA戦が、優勝争いの鍵を握りそうだ。

 尾形対策はもちろんだが、左翼・度会の本塁返球や遊撃・京田の好守、4回無死二塁からの筒香の進塁打(一塁方向への投ゴロ)など、もともとの強力打線に、チームバッティングや守り勝つ野球などが加わり、手強さを感じる。とはいえ、阪神はまだ慌てる必要はない。きょうの第2戦を、きっちり取っておきたい。(本紙評論家)

続きを表示

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年8月5日のニュース

タグ内の最下位に記述をオススメします ここから-->