ロッテ歴代担当記者が振り返る“鉄腕”益田の人柄(2) 補欠でも倒れても…「奇跡」起こした男

[ 2026年8月5日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ5ー3西武 ( 2026年8月4日    ZOZOマリン )

25年10月、秋季練習でストレッチする益田
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 ロッテの益田直也投手(36)が4日、本拠地ZOZOマリンスタジアムでの西武戦で、NPB史上5人目となる通算250セーブを達成した。平成生まれの投手が名球会入りの条件に達するのは初めて。ロッテの選手では18年の福浦和也以来で、投手では小山正明、村田兆治に次いで3人目となった。

 【記者フリートーク 20~22年担当・横市 勇】益田は「奇跡の男」だ。市和歌山商(現市和歌山)時代は控えの内野手で、公式戦は3年夏の1打席だけ。「そんなプロ野球選手はいない」と笑っていた。実は高校1年の時に不整脈で倒れ、4、5回ぐらい救急車で運ばれている。ここまでは意外と知られている話だが、「最後に医師から“野球をやめた方がいい”と言われたときは意識がなくて、心肺停止ぐらいまでいっていた」と驚きの事実も聞いた。

 ただ、関西国際大時代に一度倒れてからは症状も治まったという。「この世界はケガをしない選手が一番。その準備をオフからしっかりとやる。走ることとトレーニング。それは自信を持って言える」。この言葉こそ鉄腕右腕の矜持(きょうじ)ともいえた。現在、記者は北海道で支局長をしている。仕事柄、少年野球などであいさつをすることもある。そんなときは「野球はいつ上達するか分からないから、野球をずっと好きでいてほしい。できる限り長く続けてほしい」と伝える。益田の野球人生が、そう教えてくれた。

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