阪神・工藤泰成 今季4度目の回またぎは指揮官の信頼の証「本当にやらなきゃいけないなと」

[ 2026年8月10日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神1―0中日 ( 2026年8月4日    京セラドーム大阪 )

<神・中(19)>中日に競り勝ち、ファンの声援を受けながら引き揚げる木下(左)と工藤(撮影・岩崎 哲也)
Photo By スポニチ

 阪神・工藤が、「虎の子の1点」を守り抜いての勝利に大きく貢献した。1点リードの7回だけでなく、8回も任されて2安打無失点。お立ち台では、少しはにかみながらも笑顔を見せた。

 「自分がマウンドに上がる前に近本さんが本塁打を打ってくれた。なんとか0で帰ってこようと」

 価値ある10ホールド目だ。7回を3者凡退で仕留めると、イニングをまたいだ8回もマウンドへ。2死一、二塁とピンチを背負うも、ボスラーを初球のフォークで中飛に仕留め、役割を果たした。2イニングで計3三振。150キロ後半から160キロ台を常時叩き出す直球と、今季からカウント球として効果的に使うカットボールのコンビネーションも光った。

 「ピンチをつくる時もありますけど、そこでどれだけ冷静になれるか。今日もそこはしっかり投げられたと思う」

 今季は、自身を俯瞰(ふかん)して見ることができている。元々、自身の投球に入り込んでしまうタイプ。昨年を振り返り「ボールが続くと、ストライクを取らないといけないと投げ急いでしまっていた」と話す。悪循環に入ると、止められなかった。そこで、考え方を少し変えた。「深く考えすぎるとダメなので。ボールが続いても、次取れれば大丈夫。自分をしっかり信じながらやっています」。この日は7回1死で福永に3ボールを与えるも、カウントを整えて最後は三ゴロに退けた。メンタル面で成長した姿を、今季は1軍のマウンドで見せ続けている。

 これで今季、回またぎは4度目だった。しかもこの日は、絶対に3連敗を阻止したい試合。1点リード、終盤での2イニング起用。藤川監督からの信頼の証とも言える。それでも、「うれしいというより、本当にやらなきゃいけないなと」とさらに気持ちを引き締め直した。今や猛虎救援陣に欠かせない背番号49。ここからも0を刻む。(松本 航亮)

続きを表示

この記事のフォト

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年8月10日のニュース

タグ内の最下位に記述をオススメします ここから-->