【甲子園】高川学園・木下瑛二が明かす帽子ツバの文字の理由 出身地・香川県の方言「じょんならん」とは

[ 2026年8月10日 19:15 ]

第108回全国高校野球選手権第6日 2回戦   高川学園7ー1高岡商 ( 2026年8月10日    甲子園 )

 <高岡商・高川学園>力投する高川学園・木下。脱げた帽子のツバには「じょんならん」の文字が(撮影・大森  寛明)
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 高川学園(山口)のプロ注目右腕・木下瑛二(3年)が初戦の高岡商(富山)との2回戦に先発し、9回5安打1失点、8三振2四球で完投勝利を挙げた。

 昨夏に続き2年連続の初戦突破に導いたエースは、気迫のこもった投球のたびに何度も帽子を飛ばすシーンがあった。松本祐一郎監督は「そこは木下らしさなので」と試合後に笑っていたが、その帽子のツバにはひらがなで「じょんならん」の文字が。そこに込められた思いを、木下が明かした。

 「自分、香川県出身で。“じょんならん”という言葉があるんですけど。もう手に負えないというか、自分がマウンドに立ったら誰にも手に負えんというか、相手バッターを圧倒するっていう意味で“じょんならん”と書きました」

 香川県高松市出身で、地元の方言を「相手を圧倒する」という強い気持ちで書き込み、実際に高岡商打線を圧倒してみせた。

 「今日の朝書きました。県大会は違う言葉を書いていたんですけど。楽しむとか書こうと思っていたんですけど、やっぱり“じょんならん”っていう言葉が好きなんで書きました」

 香川県での中学時代のことだ。「“あのピッチャー、じょんならんな”とか、“あのバッター、じょんならんな”とか。笑い話ですけど、そういうふうに使ってました」と当時を懐かしんだ。

 自身の帽子に「じょんならん」と書き込んだのは、この日が初めてだという。「ピンチの場面とかこれ見て、気抜けるというか、落ち着ける部分があったので。良かったかなって思います」と白い歯がこぼれた。

 それでも完封まであとアウト1つだった9回2死から、自身への強襲適時内野安打で1点を許した投球内容には厳しい表情に変わった。

 「まだまだ“じょんならん”な自分は出せてないと思うので。次の試合で見せたいと思います。しっかり躍動して、自分の持ち味の気迫あふれる投球を。気持ちを前面に出して戦っていきたいと思います」

 一番乗りで16強を決め、次なる目標は高川学園初の同一大会2勝目。最速147キロを誇る右腕はより上の「じょんならん」な存在を追い求めていく。

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