【単独インタビュー】巨人・浦田 阿部前監督の“金言”で飛躍!しつこい打者意識

[ 2026年10月20日 05:30 ]

スパイクを手にさらなる活躍を誓う浦田(撮影・光山 貴大)
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 新人王候補の巨人・浦田俊輔内野手(24)がスポニチ本紙の単独インタビューに応じ、飛躍したプロ2年目を振り返った。終盤は右肘じん帯損傷の影響で離脱したが、初の規定打席に到達し打率・271、36盗塁をマーク。盗塁の秘訣(ひけつ)やブレークのきっかけとなった阿部前監督とのやりとり、来季への思いなどを聞いた。(聞き手・村井 樹)

 ――最後はケガで離脱したが今季を振り返って。
 「去年と比べたら成長できたと思うんですが、最後ケガして迷惑かけたなって思います。優勝できなかったのが一番悔しいです」

 ――ここまで好成績を残せた要因は。
 「1年目の経験があったからです。プロ野球選手は体が万全じゃない時でも戦わなければいけない。メンタルの切り替えをどうすればいいのかを1年目に学べたので、その積み上げが今年につながったと思います」

 ――好調な中、9月14日のDeNA戦でケガをしてしまった。
 「キャッチボールで投げられなかったんでまずいと思いました。飛びついてケガしましたが、飛びついたことに後悔はなくて、その後の受け身をうまくできなかったことに後悔してます」

 ――橋上監督代行体制となった交流戦から1番に定着。責任感も生まれた。
 「そうですね、1番バッターはチームの先頭なんで、試合が左右される打順だと思ってます。かなり難しかったですが、期待に応えたいと思って打席に立ってました」

 ――橋上監督代行からはどんな1番になってほしいと言われた。
 「“球数を投げさせたり、しつこいバッターにならないと”って言われてたんで、そこは意識してました」

 ――新人王候補の成績を残した。阿部前監督も新人王を獲らせたいと言っていたが、期待を感じた瞬間は。
 「(昨年11月の)納会の時です。阿部さんにお酒を注がせていただいた時に“来年はチャンスだから”って言ってもらえて、チャンスだっていうのを再認識することができた瞬間でした。1年目は阿部さんに叱っていただいて成長できた部分が大きかったので、2年目は絶対に恩返しというか、期待に応えて優勝したいって思っていました」

 ――今でも胸に刻んでいる言葉もある。
 「“プロ野球は甘くないぞ”っていうのはもらった言葉なんで本当に感謝しかないです。練習する時とかずっと阿部さんの顔が浮かんできて、結果で応えるっていう気持ちでいました」

 ――盗塁数が昨季の0から36へ急増した要因は。
 「スタートが良くなりました。亀井さん(外野守備兼走塁コーチ)から“押し際と引き際、行く時と行かない時をしっかり区別できるように”って言っていただいた教えのおかげです」

 ――初めて経験した優勝争い中の心境は。
 「プロは野球が仕事なので、チームが勝たないとはっきり言ってお金にならないんです。そこは意識して、チーム優先だっていうのはずっと意識してやってましたね」

 ――来季へ向けて。
 「1位と2位とでは全然違うなと感じました。ファンの方たちのためにも来年はもっと戦わないといけないと思います」

 【取材後記】ファンからもイケメンとして人気な浦田。取材中も変わらない優しい雰囲気をまとっているが、内面は誰よりも負けず嫌いだった。

 昨季の盗塁数は0。期待された俊足を生かせなかったが今季は36に急増。技術的な成長があった一方、その要因として真っ先に挙げたのが「度胸」だった。盗塁に失敗しても臆病になるのではなく「めちゃめちゃ負けず嫌いなんで次、やり返そうと思ってました」。自身の長所を失わなかったメンタルの強さも好成績につながった。

 ちなみに、今春のキャンプでは負けを認めた瞬間があった。阿部前監督から練習後に個別ノックを受けると、1時間以上続いた。誰が見ても疲労は顔に表れており「きつい姿は見せたら負けだと思って余裕な顔でいようとしてましたが隠せてなかったです」。この純粋さもファンから愛される理由だと思った。(巨人担当・村井 樹)

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