巨人・松井新監督 初仕事はドラ1横浜・織田の“説得” ドラフト単独指名「ゾクッと」

[ 2026年10月24日 05:30 ]

巨人・松井秀喜新監督就任

ユニホームに袖を通し山口オーナー(左)と握手を交わす松井新監督(撮影・会津 智海)
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 巨人・松井新監督の初仕事は、ドラフト会議で1位で強行指名した横浜・織田翔希投手の“説得”になりそうだ。米球界挑戦を表明している最速157キロ右腕に、まずは熱いラブコールを送った。

 「世界一のピッチャーになる可能性のある選手と契約できるかもしれないというチャンスをいただいた」

 ドラフト会議はテレビ中継で見ていたという。事前に誰を指名するかは聞いていなかったそうで「久しぶりに、ゾクッとした」と振り返る。目に飛び込んできたのが「織田翔希」の名前。「全く知りませんでした。ビックリしました」と笑みも浮かべて振り返った。

 球団が強行指名した裏には「松井監督なら説得してくれるのでは」という思惑も少なからずあったかもしれない。ヤンキースなど米国でも10年間プレーした新指揮官は18歳の下した決断の大きさも分かっている。「私が行くことによって逆に迷惑になる場合もあるかもしれない」と自らが交渉に携わるかは明言せず「彼の気持ちを第一に考えていきたい」と、慎重に言葉を選びながら入団を願った。

 自身は長嶋さんが監督復帰したばかりの92年ドラフトで、4球団競合の末に当たりクジを引き当ててもらった。しかし当時は阪神ファン。「心の中でちょっとズッコケました」と振り返っているが、4時間後には長嶋さんから電話があった。「松井君、待ってるよ」の一言に心をつかまれ、「その一言で決めました」と入団を決意した過去もある。

 そんな一言を、マイナー選手の指導にも携わった経歴のある松井監督から織田へ――。「数年後に素晴らしいドラフトだったという形になるよう、私にも責任がある。ジャイアンツにしかない素晴らしい環境がある」。34年前、高卒で巨人入りしてから海を渡った大先輩が、織田の野球人生に大きな影響を与えるかもしれない。(村井 樹)

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