巨人・松井新監督 課題の“長打不足”解消へメジャー流も取り入れる「選手と伴走し、一緒に成長を」

[ 2026年10月24日 05:30 ]

巨人・松井秀喜新監督就任

18年、キャンプで臨時コーチを務め岡本(右)の打撃をチェックする松井氏

 巨人・松井新監督に課される大きな課題のひとつは、絶対的な4番打者の育成だ。2年ぶりのV奪回を目指した今季は、シーズン最終盤まで阪神と優勝争いを繰り広げたが2位。宿敵に連覇を許した。CSも含めて明白だったのは、長打力不足だった。

 486得点はリーグ3位で、103本塁打、長打率.348は4位。昨季まで不動の4番だった岡本がブルージェイズへ移籍。今季は主にダルベックが務め25本塁打と奮闘したが、どうしても迫力には欠けた。

 自身は長嶋さんの「4番1000日計画」でマンツーマンの素振り指導を受け、日米通算507本塁打の球界を代表するスラッガーに成長した。“第2の松井”育成は最大のテーマとなる。

 メジャーで10年間活躍し、引退後はヤンキースでGM付特別アドバイザーを務め、ジャッジらを指導。「(日本とメジャーで)育成システムが違う。試合で結果を出して生き残る姿を見てきた」と弱肉強食のピラミッドを生き抜くハングリーさを肌で感じてきた。「マイナーの指導者とも仕事した。朝から晩まで仕事していた」。朝早くから試合後の練習まで選手に付き添い、ともに食事もしながら全員分のリポートを書く。密着サポートのメジャー流も取り入れていく可能性も示した。

 岡本以外に菅野も海を渡り、坂本はベテランの域に入った過渡期。即戦力の補強が急務のなか、球団は22日のドラフト会議で上位4人は高校生を指名した。育成ドラフト5位では14歳の中学生の関蓮太郎捕手を指名。叩き上げの長期的な育成プランは、松井監督誕生も念頭にあったのか鮮明だった。

 「指導者の経験はほぼありません。そこが私が12球団の監督の中で一番劣っている。それを自覚して選手とともに伴走し、一緒に成長していきたい」と松井新監督。チームを背負う屋台骨の生え抜きスター育成、そして勝利という巨人に課せられる厳しい両輪で成果を求められている。

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