阪神「異例の長期政権」 藤川監督と新たに3年契約の理由 DH制順応へチームトップの不動が理想と判断

[ 2026年10月27日 05:15 ]

新たに3年契約を締結した藤川監督
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 阪神は26日、藤川球児監督(46)と29年シーズンまで契約を延長したと発表した。25年から就任し、来季が3年契約の最終年だった。契約満了まで1年を残す中、新たに来季からの3年契約を結び直した。

 「藤川監督に27年シーズンから3年間、指揮を執っていただけるということで、(要請を)受けていただきました」

 会見を開いた粟井一夫球団社長(62)は、球団初のセ・リーグ連覇へ導いた手腕を高く評価した。新人監督から5年の指揮は、球団では04~08年の岡田監督以来21年ぶりとなる。任期途中で新たに複数年契約の締結は異例。球団が“先手”を打った理由の一つが来季から導入されるDH制だ。

 「今のままの形でやっていても、来年以降厳しい。チームをつくり直す必要がある。特に戦術面。DHが入ってくるので、監督と相談して、3年くらいのタームは最低必要だろうと。徹底的に膝を突き合わせた上で(藤川監督は)やります、やらせてください、と」

 新制度への順応は、1年では難しい。年月をかけて対策を講じるため、球団は契約延長を打診。来季、出た課題を洗い直して翌年以降に生かすためには、チームトップの不動が理想だった。猛虎を再構築し、強くあり続けるためには長期政権が望ましかった。

 球団側の全幅の信頼を得て「5年」を託される藤川監督。その視線ははるか先にある。

 「チームを守るのではなく、育んでいく。魅力があり、応援され、勝負ができるチームをつくる。100周年に向けて、チームづくりをすることが私の役割」

 9年後の35年に待つメモリアルイヤー。球団創設100周年を一層の常勝軍団で迎えるべく、長期政権を託された指揮官が旗振り役を務める。(八木 勇磨)

 ○…阪神で5年以上の長期政権となれば、04~08年の第1次岡田政権以来で、この時も新人監督からの5年間だった。球団最長は中村勝広監督の6年(90~95年)。

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