巨人 松井新監督始動「あの旗を輝かせてください」 パーカ姿で2時間半 異例の観衆2932人

[ 2026年10月31日 05:25 ]

ナインの前で訓示をする巨人・松井監督(撮影・光山 貴大)
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 巨人・松井秀喜新監督(52)が30日、川崎市のジャイアンツ球場で始まった秋季キャンプで本格始動した。パーカに、ズボンの裾を上げるオールドスタイルで現れた新監督を見るために異例の観衆2932人が詰めかけた。就任を待ち望んだファンから温かい声援が飛ぶ中で2時間半、周囲とコミュニケーションを取りながら選手の動きを見守った。監督として第一歩を踏み出した。

 集まったファンから温かい声援が飛ぶ。「松井さーん!おかえりなさい!」。02年以来の古巣復帰。満員のスタンドには55番のユニホーム姿もあった。松井新監督に向け「一緒に戦います パレードに連れてって」の横断幕も掲げられた。

 「ありがたい。そういうふうに思ってくださるジャイアンツファンの方が来られることはうれしいですね。“帰ってくるな”と言われるよりはいいですよ」

 冗談を交えながら喜んだ松井監督の初日。練習開始4時間前の午前9時にはすでに100人の行列ができた。室内練習場横のファンと選手の交流スペースにはケガ防止目的で頑丈な鉄柵が設置された。報道陣は200人。テレビ局も生中継するゴジラフィーバーだ。

 巨人の新人時代と同じソックスを上げたオールドスタイルで登場した。ミレニアム打線の外野トリオで「現役時代、常に横にいた2人。心強い」と信頼する高橋ヘッド、清水打撃チーフコーチらと共に来季に向けて動き出した。練習前の訓示ではジャイアンツプライドを説いた。バックスクリーンの球団旗を指さし「あの旗を輝かせてください。過去の栄光で輝いている旗じゃかわいそう。伝統、我々のプライド、文化をみんなでつくっていきましょう」と約6分間力強く呼びかけた。

 初日は積極的に指導する場面はなく、ブルペンでの投球練習を視察するなどじっくりと選手を観察。「睡眠をしっかり取る。それもトレーニング。西舘、そうだよね」と24日の初訪問時にトレーナー室で爆睡していた右腕に訓示の円陣で呼びかけ、笑いも誘った。その西舘と竹丸の投球練習にも目を光らせるなど2時間半の初日はパーカ姿のまま終えた。

 新背番号「90」のお披露目はいつか。恩師の長嶋茂雄さんが00年春季キャンプで背番3をお披露目した名シーンは語り草。「あれは長嶋さんだから絵になる。別に見たくないでしょ、そんなに」と笑った。新たな名シーンを、ファンは待ち望んでいる。(青森 正宣)

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