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坪井智也 最速記録よりも「どんだけ強いやつに勝っているか」 見据える4団体統一へ自信「僕が一番強い」

[ 2026年8月3日 16:06 ]

プロボクシングPrime Video Boxing 16 WBC世界スーパーフライ級王座決定戦   坪井智也(帝拳)《12回戦》リカルド・マラジカ(南アフリカ) ( 2026年9月27日    東京・トヨタアリーナ )

<プライムビデオボクシング会見>会見に臨む坪井(撮影・光山 貴大)
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 WBC世界スーパーフライ級1位の坪井智也(30=帝拳、3勝2KO1無効試合)が9月27日にトヨタアリーナ東京で同級2位リカルド・マラジカ(27=南アフリカ、17勝12KO2敗)とWBC同級王座決定戦に臨むことが3日、主催者から発表された。WBC世界バンタム級王者・井上拓真(30=大橋、22勝5KO2敗)と同級1位・那須川天心(27=帝拳、8勝3KO1敗)による再戦と同じ興行で行われる。

 表情、言葉の節々から自信があふれ出ていた。国内最速タイ記録のプロ5戦目で世界王座奪取が懸かる坪井は「記録に関してはそこまで興味ない」と言い切った。「しっかり勝ってチャンピオンベルトを獲ればより強い選手と試合ができると思う。スタートライン」。

 見据えているのはその先のステップ。「今の時代は『ベルトを持っている』とか『最速』よりもどんだけ強いやつとやって勝っているかが重要」と持論を展開。強敵との対戦を実現させるための“通過点”であることを強調した。

 21年にアマチュア世界選手権で優勝を果たすなど金メダルに輝くなど実績は十分。アマ時代は「強い選手はやり尽くした」と話す。プロ転向後も昨年11月には元WBC世界スーパーフライ級王者カルロス・クアドラス(メミシコ)に8回TKO勝ち。4月の前戦も元2階級制覇王者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)と対戦。バッティングの影響で無効試合となったが「プロとしてどう戦っていくべきなのかと、アマ時代に築いてきたボクシングをどうミックスさせていくか明確になった。いい段階で強くなれている」と着実に実績を積んでいる。

 先に見据える野望達成への第一歩。スーパーフライ級は7月にWBO新王者となった寺地拳四朗(BMB)を筆頭に、元WBA世界フライ級王者ユーリ阿久井政悟(倉敷森保)らも参戦するなど、日本人実力者がそろう階級。「僕が次、獲らないと何も始まらない。先は見ていない」とした上で「僕が一番強いといつでも思っている。最初(プロ転向時)から言っている通り、この階級で4団体全部獲る。そのためのまず一歩目」と堂々と言ってのけた。

 チーム帝拳として負けられない試合。自身の試合で圧倒的に勝つ他に“那須川天心にいいバトンを渡す”テーマもあると話す。「那須川君の頑張りや気持ちは僕ら帝拳チームは分かっている。彼がしっかり勝利できるためにも、メインにつなげていい舞台を用地したい」。普段からボクシングの会話を交わし、試合前の成田合宿でもともに汗を流した戦友へ最高のバトンを渡してみせる。

 7月12に第一子となる女児が誕生した。練習の合間にはミルクを飲ませたり、おむつ替えをするなど育児も両立する。「家族のためにやっているわけではないが、ケガなく圧倒して帰るのが僕の仕事。かっこいい姿を見せられるように、殴られないことも徹底したい」と大黒柱としての決意をにじませる。

 空位の王座を争うマラジカは9連勝中で「マジックマン」の異名を誇る技巧派。それでも「僕としては崩しやすいかな。もちろん強い選手なので余裕なことはいえないが圧倒的に勝ってしっかりベルトを獲りたい。うまいだけじゃなく強い所も見せてノー・マス(もうたくさん)な展開にもっていく。僕の場合は僕だけが殴るスポーツだと思っているので」。最後まで強気な言葉を並べ、勝利への自信を漂わせていた。

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