「なりたい自分になれているか」――SAY-LA西村彩、甘さを絶った青春と葛藤の夜を越えて放つ“希望の光”

[ 2026年4月4日 20:30 ]

【画像・写真3枚目】「でもそれもいいよね」――SAY-LA西村彩、見えない余白を想像で埋め合う“気まぐれなきらめき”(撮影・小椋妃奈乃)
Photo By スポニチ

 3月31日、SAY-LA新体制初となる10作目のシングル「半透明スワロフスキー」がリリースされた。その発売を受け、メンバーの西村彩がスポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。語られたのは、執念にも似たストイックな情熱と、理想と現実の狭間でもがき苦しむ終わらない葛藤。そして、それでも誰かの希望であろうとする揺るぎない信念だった。(推し面取材班)

SAY-LA特集|全員独占ソロインタビュー

 目の前の客席に向けて、全力の笑顔を向ける。マイクを強く握りしめ、めいっぱいの歌声を乗せる。大粒の汗が、照明に照らされてステージの床へと落ちていく。「彩がいるから楽しいよ」。ライブ後の特典会でかけられる温かい声が、何よりの励みになる。だが、熱狂の幕が下り、一人きりになるとこう自答することがある。「自分がなりたいアイドルになれているのだろうか」と。

 原点は、小学生の時に見た圧倒的な光だった。ひどく落ち込んでいた時期に足を運んだ、AKB48の全国握手会のミニライブ。「あまりの輝きに感動して、こうなりたいと思うようになりました。こんなに輝いている人たちがいるんだっていうのがすごく衝撃でした」。ただの憧れでは終わらせなかった。中学3年生で初めてオーディションに挑み、高校時代は全国の48グループを受け歩いた。最終審査まで進むも、夢の扉は開かない。それでも、心が折れることはなかった。

 「本当にアイドルになりたくて、甘いものも2年間食べなかったり、毎日家で腹筋を60回やったり、ステージに立つ自分だけを想像して高校生活を送っていました」。憧れへの渇望が、心と体を突き動かしていた。

 別のアイドルグループでの活動を経て、SAY-LAへ導かれたのは、一つの言葉がきっかけだった。当時のメンバーだった咲山しほさんが発した「最後の最後まで世界で一番信頼できるアイドルでいるよ」という卒業発表の投稿。「かっこいいなと思いましたし、自分もそういうアイドルを目指したかったので、その言葉がすごく響いて」。

 念願のアイドルという肩書きを手にした今も、理想の姿には届いていない。「憧れていたのは、歌番組に出演したり、小さい子からお年寄りまで老若男女に愛してもらえるアイドルだったので、まだそこになれていないなという感覚があって」。残念ながら、世間的には無名のアイドル。限られたファンに支えられている現実に、無力さを突きつけられる。「自分がなりたいアイドルになれていないんじゃないかという葛藤や悔しさはありました。その壁は今も感じています」。

 それでも、汗を流してステージに立つ理由は明確だ。「『応援してね』というアイドルじゃなくて、みんなを応援できる、みんなの希望になれるアイドルでいたい」。その信念が、折れそうな心を繋ぎ止めている。「ファンの方から『彩がいるから楽しいよ』とか『彩がいると思うと学校や仕事を頑張れるよ』と言ってもらえるとすごく嬉しいなと思います」。

 見えない壁の前で立ち尽くし、理想とのギャップに打ちのめされる。その気持ちを抱えて沈む夜はある。それでも、明日になれば全力の笑顔を作ってステージへ上がる。応援してくれる1人1人と真摯に向き合いたいから。

続きを表示

この記事のフォト

「SAY-LA特集|全員独占ソロインタビューで「知られざる素顔」に迫る|撮り下ろし限定動画&メンバー撮影写真を公開」特集記事

「美脚」特集記事

芸能の2026年4月4日のニュース

タグ内の最下位に記述をオススメします ここから-->