【王座戦】連覇持ち越しの伊藤匠王座 過去4連勝の「最終局の鬼」が第5局で迎える結末は

[ 2026年10月14日 21:29 ]

王座戦第4局に敗れ、感想戦を行う伊藤匠王座
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 将棋の第74期王座戦5番勝負は14日、神戸市のホテルオークラ神戸で第4局が指され、後手の挑戦者・広瀬章人九段(39)が伊藤匠王座(24)=叡王との2冠=を94手で破り、対戦成績を2勝2敗としてタイに戻した。伊藤は連覇がお預けとなり、シリーズの決着は27日、山梨県甲府市の常磐ホテルでの第5局へ持ち越された。

 戦型は相掛かり。広瀬が右桂を跳ねた30手目で前例を離れ31手目、伊藤が9筋の端歩を突き越した。その主張点に58手目、広瀬から歩を合わされ「自信がなくなってしまった」。さらに伊藤は79手目、敵陣深くへ角を放つと83手目、その利きに銀を打って広瀬王への包囲網を築いた指し回しを反省。「ちょっと読み抜けが多い将棋になってしまった」と先手番を落とし、力なく語った。

 また、伊藤が2勝2敗で最終第5局に臨むことになった。

 獲得した過去4期はいずれも5番勝負でスコアが3勝2敗。つまり2勝2敗で迎えた第5局を4連勝してきた。うち23年度叡王戦、昨年度王座戦は藤井聡太王将=名人など6冠=が相手。つまり37期の藤井が敗退したわずか2度のタイトル戦でいずれも伊藤が存在感を発揮した。

 「最終局の鬼」は5度目も勝てるだろうか。「フルセットになったが悔いの残らないよう、しっかり集中して指せれば」。伊藤は大盤解説会に集ったファンへ頭を垂れた。

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