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引退表明の小林悠が「アンパンマン」の日に実戦復帰弾 「やなせたかしさんに感謝します」

[ 2026年10月3日 20:43 ]

U―21Jリーグ・東西リーグラウンドEAST第4節   川崎F 4―1 東京V ( 2026年10月3日    U等々力 )

試合後のスタンドを背に笑顔で喜びを表現する小林
Photo By スポニチ

 サッカーのJ1川崎フロンターレに所属する元日本代表FW小林悠(39)がホームのU等々力で行われた東京ヴェルディとのU―21Jリーグで189日ぶりの実戦復帰を果たし、いきなりゴールを決めた。

 コンディション不良のためトップチームでベンチ外が続き、先月23日に来年1月1日限りでの現役引退を表明。残り試合での完全燃焼を誓っていた中、本格的な戦列復帰に向けての第1歩となる一戦にオーバーエージ枠で後半31分から出場し、同38分に左からの浮き球に右足のジャンピングボレーでダメ押し弾だ。「完璧なボールが来たので合わせるだけ。脳より先に体が動いたというか自然に合わせられた。年齢を重ねてやってきたことが積み重なった」と笑顔で振り返った。

 2025年7月20日のJ1G大阪戦以来、440日ぶりの一撃は「アンパンマンの日」に決めた。入団当初、先輩から「顔が丸いから」と付けられた、あだ名の由来となった人気アニメは1988年10月3日に放送開始。アップ中にスタッフから「今日は“アンパンマンの日”らしいですよ」と聞かされ「そんな日があるの?」と目を丸くしたという。「“じゃあ、決めるかも”と話していたら本当に決めたからね」と小林。テーマ曲をアレンジしたチャント(応援歌)もたびたび場内に響き「(作者の)やなせたかしさんに感謝します」と笑顔を見せた。

 背番号11の復帰を歓迎するようにU―21リーグ最多の観客動員を大幅に更新する9474人が観戦した。今夏開幕の大会で記録は9月12日の浦和―東京V戦(浦和駒場)の2531人だったが、この日は初のU等々力開催で、川崎Fがクラブを挙げてPRに注力。小林が東京V戦での実戦復帰の可能性に言及したことも後押しし、若手主体の大会で異例の大量動員となった。

 「たくさんのサポーターの中でプレーすることで若手も成長できる。本当にみんな自信を持ってやっていたので自分も凄く刺激を受けた。練習だけでは感じられないところがたくさんがあった」

 トップチームでの本格復帰に向けた第1歩を最高の形で踏み出し、39歳の大ベテランは「少しずつやれることを増やしていければ」と手応えを口にした。

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