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埼玉県 朝まで「バカ」議会!質疑中にやじ→処分要求→“反撃”懲罰動議…午前6時閉会

[ 2026年10月18日 05:30 ]

埼玉県議会の本会議で陳謝する自民党県議団長の田村琢実県議(手前)
Photo By 共同

 埼玉県議会は16日、自民党県議団長が別の県議の質疑中に「バカ」とやじを飛ばしたのをきっかけに議会が空転、翌17日午前6時前に閉会した。正副議長ポストを巡る金銭授受疑惑で揺れる福岡県議会も紛糾。翌午前4時20分に終了した。両県とも発端となった自民党内では、来春の統一地方選への悪影響や逆風を懸念する声も上がっている。

 そんな、バカな…。16日が最終日だった埼玉県議会定例会が驚きの展開をたどった。閉会したのは日をまたいだ17日午前6時前。県関係者も翌朝の閉会は異例と驚く事態で、かつての「朝生」ことテレビ朝日の討論番組「朝まで生テレビ!」もとっくに終わる時間だった。

 事の発端は、14日の地方創生・行財政改革特別委員会。自民党県議団長の田村琢実県議(55)が、無所属県民会議の井上航県議が行政サービスのキャッシュレス化について質疑を行っていたところ、「そんなわけないだろ、バカ」「できるか、バカ」などとやじを飛ばした。井上氏は翌15日、議長に田村氏の処分を要求。田村氏は16日午前の議会運営委員会で「極めて不適切な発言でした」と謝罪した。16日の会議は午前10時に開会予定だったが、この時点で約1時間半ずれ込んだ。

 同日午後、井上氏がまた動いた。地方自治法133条(侮辱行為への処分要求)に違反するとして田村氏の処分を再び議長に要請。田村氏側も黙っていなかった。自民県議12人が連名で、井上氏に対する懲罰動議を提案。「バカ」発言の14日、井上氏が椅子を机に当てつけて大きな音を立てて退席し「威嚇」したという内容だった。

 これらの処理で中断した会議は夜に再開。知事が提案した議案などの採決を経て議事が再び止まった。再開したのは17日未明。田村氏への処分要求と井上氏に対する懲罰動議の採決が行われ、いずれも賛成多数で可決。両氏が本会議場で陳謝し、ようやく閉会となった。インターネット上には、子供のけんかのようだとして「学級会かよ」など、あきれる声が相次いだ。

 田村氏は2013年、片山さつき財務相が県連の会合で「うっせー。うせやがれ」と暴言を浴びせられたとブログで指摘した人物でもある。

 来年春の統一地方選では埼玉県議選も行われる。自民党は簗和生前農相の道路予算を巡る圧力発言で大逆風。党関係者からは「こんなことで未明まで会議をやっているようでは、有権者からそっぽを向かれてしまう」との声も上がっている。

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