ドジャース・山本由伸 米2年目で初の10勝 気温34度のフロリダで熱投「高校野球思い出した」

[ 2025年8月5日 01:30 ]

インターリーグ   ドジャース3―0レイズ ( 2025年8月3日    タンパ )

<レイズ・ドジャース>10勝目を挙げた山本(AP)
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 ドジャースの山本由伸投手(26)が3日(日本時間4日)のレイズ戦でメジャー2年目で初の2桁10勝目に到達した。敵地フロリダ州タンパは気温34度。酷暑のデーゲームで5回2/3を5安打無四球で無失点に抑え、5日開幕の夏の甲子園の高校球児に負けない“熱投”を演じた。7試合ぶりに「1番・DH」で出場した大谷翔平投手(31)は今季初の1試合2盗塁など2安打2四球で援護した。

 真夏のフロリダ。容赦なく降り注ぐ強烈な日差しを全身に浴び、山本は汗をしたたらせながら腕を振った。現地午後0時10分の試合開始の時点で気温34度、湿度60%前後。「汗の量がいつもと全然違う。(オリックス時代に)2軍でやっていた時や高校野球の時を思い出した」。まさに熱投。日本投手では18人目となるシーズン2桁勝利を挙げた。

 「暑さの影響はあったけど、しっかり体調を整えて臨めた。いいコンディションで投げられている」。最大のピンチは0―0の5回。酷暑での疲労を隠せず、先頭マンガムの一ゴロでベースカバーに遅れて内野安打にした。味方失策も絡んだ1死一、三塁から前日2本塁打のディアスを二飛。B・ローは最速97.1マイル(約156キロ)の直球などで追い込み、最後はスプリットで空振り三振に斬り、「一発のある打者もいたので、丁寧にいいところを狙って投げた」と汗を拭った。

 さまざまな暑さ対策を講じた。今回へ向けて「より丁寧に体調を整えた」と細心の注意を払って調整し、ベンチ裏では冷房をなるべく避け、常温の飲料で水分を補給。試合中は大量の汗が染み込んだシャツを何度も着替えた。相棒である園田芳大通訳に水分補給の準備などで助力を得て「ヒロさん(園田通訳)のサポートで勝てました」と感謝した。

 日本や本拠地ロサンゼルスとも違う酷暑を乗り越え、「自信の一つになった」とうなずいた。リーグ4位の防御率2.51を誇り、デーブ・ロバーツ監督は「本当にチームに欠かせない存在。リーグでもトップクラスの投手だ」と最大限の賛辞を贈った。(タンパ・杉浦大介通信員)

 ▽山本の都城時代 故郷の岡山から都城(宮崎)へ進学。1年夏は三塁手で出場し、1年秋から本格的に投手転向。2年夏は準々決勝、3年夏は3回戦で敗退して甲子園出場なし。150キロ超の球速を誇り、福岡大大濠・浜地(現DeNA)らとともに「九州四天王」と評価された。

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