【高校野球】三田松聖がサヨナラ勝ち 殊勲の1年生・玉利は歓喜の涙「ここは打たなきゃいけないなと」

[ 2026年7月20日 19:41 ]

第108回全国高校野球選手権兵庫大会5回戦   三田松聖2―1神戸商 ( 2026年7月20日    高砂 )

<神戸商・三田松聖>サヨナラ打を放った三田松聖・玉利啓晴(左)は楢崎直太郎主将とガッチリ握手
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 三田松聖が劇的なサヨナラ勝ちで準々決勝に駒を進めた。「9番・遊撃」で公式戦初出場の玉利啓晴(1年)が、9回2死三塁から遊撃内野安打を放った。

 「3年生ともっと一緒に野球がしたいという思いが強くて。ここは打たなきゃいけないと思って打ちました」

 二遊間へ放った打球は遊撃手を強襲し、カバーした二塁手が捕球して一塁へ転送した。玉利は遊撃手がボールをはじいた場面までは見ていたが、その後は懸命に走ってヘッドスライディング。砂煙の舞う中、一塁手のグラブからボールがこぼれており判定はセーフ。泥まみれのヒーローは、歓喜の涙を流した。
 「先輩から“お前ならできる。今までの努力と気持ちで持っていけ”と言われました」

 7回終了まで0―1の劣勢でもあきらめなかった。主将の楢崎直太郎(3年)は「ビハインドの試合というのはいっぱいあったので、自分たちならできると思っていました。“絶対に相手の方が苦しい。追いかける方が楽だ”という気持ちでいきました」と振り返った。8回1死一、三塁から併殺崩れの間に同点。タイブレークの延長戦へ入る前に決着したことで、エース蘆田琉衣(3年)の115球完投が報われた。

 楢崎と玉利は「三田ヤング」のチームメートだ。玉利は先輩のことを「尊敬できますし、中学校の時もすごく話しかけてくれて仲が良かったです」といい、楢崎は「試合に出ている以上、先輩後輩は関係ないと思うので、1人の選手として“打ってくれ”という気持ちで送り出しました」とねぎらう。2学年離れた2人が同時に出場できる最初で最後の夏。試合後にガッチリと交わした握手に、信頼感の強さがうかがえた。

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