【球宴】全セ・佐藤輝明「負けられないなと」 HRダービーで森下圧倒 史上初の阪神勢対決“カ~ン禄”

[ 2026年7月29日 01:15 ]

マイナビオールスターゲーム2026   全セ5―7全パ ( 2026年7月28日    東京D )

ホームランダービーで森下(右)を破って決勝進出を果たした佐藤輝(撮影・岸 良祐)
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 試合前のホームランダービーで虎党にはたまらん夢の対決が実現した。1回戦で高校時代からのライバル万波を下した全セ・森下(阪神)と、全パ・清宮幸(日本ハム)に前年のリベンジを果たした全セ・佐藤輝(阪神)が準決勝でマッチアップした。現行の8人参加となった18年以降のホームランダービーで阪神勢の対決は史上初だ。

 「ピッチャーの坂本誠志郎さんがいいところに投げてくれたので打てました」

 そう話した佐藤輝が豪快な放物線で先輩の意地を見せた。先攻の初球から3球連続でスタンドまで運んだ。残り1分を切ったところで再び3連発。「力んだらダメなので軽ーく。頑張ります」と意気込んでいた和製大砲だったが、弟分との対戦では1回戦よりも飛距離が出ていた。表情にシーズン中のような殺気はなくても、その放物線のほとんどが中段席より上。バルコニー席に飛び込む特大弾もあった。

 一方の森下は苦戦した。1回戦では最多の9本の柵越えを誇示していたが、8スイング目が1本目のスロースタート。2連発が最長で初戦の疲労からか計4本に終わった。それでも前半戦を終え佐藤輝と2差のリーグトップ24本塁打をマークする若虎は充実の表情を浮かべ、汗を拭った。

 この夜は虎党だけでなく、日本中の野球ファンが2人の放物線に酔いしれた。佐藤輝は「負けられないなと思っていた。勝てて良かった」と喜んだ。昨年の本塁打キングが、きょう29日の第2戦(富山)で10年城島健司以来、16年ぶりとなる阪神選手のVを狙う。(石崎 祥平)

 ○…佐藤輝と森下による阪神選手同士の球宴ホームランダービーの対戦は今回が初めて。過去には22年大山と佐藤輝、25年佐藤輝と森下の2度、阪神選手が複数選出されており、22年はそれぞれ初戦敗退。25年は準決勝で対戦の可能性があったが、森下が初戦で敗退したため実現しなかった。

 ○…球宴のホームランダービーが個人戦となった08年以降、阪神選手の優勝は10年第1戦の城島健司だけ。17年までは1試合ごとに優勝者を決めていた。

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