ヌートバー 同地区の大谷、由伸に「会えるのは楽しみだが、対戦は楽しみじゃない」Dバックスへ電撃移籍

[ 2026年8月4日 15:30 ]

移籍決定直後に取材に応じたヌートバー(撮影・杉浦大介通信員)
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 カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(28)はトレード期限だった3日(日本時間4日)、ダイヤモンドバックスへのトレード移籍が決まった。移籍決定直後にヤンキースタジアムで本紙の単独取材に応じ、現在の心境、同じナ・リーグ西地区でライバルとなるドジャースの大谷翔平投手、山本由伸投手への思いなどを語った。(取材・杉浦大介通信員)

 トレードが決まり、いろいろな感情が入り混じっている。ワクワクしているけど、やはりさびしくもある。このチームは自分がこれまで知っている唯一の場所だったからね。

 試合前の打撃練習中、オリー(オリバー・マーモル監督)がこっちに向かって歩いてきた時、〝何かあるな〟と思った。その前に彼は電話をしていたから、たぶん自分がトレードされたんだろうなと察した。オリーは「これまでありがとう」と言ってくれて、僕も感謝を伝えた。そして、お互いに「つらいな」という話をした。このゲームではこういうことも起きる。ビジネスでもあるからね。

 でも、新しい球団に行けることには興奮している。ダイヤモンドバックスは僕を欲しいと思ってトレードしてくれたわけだから、それが凄くうれしい。親友の一人であるノーラン(アレナド)とまた一緒にプレーできる。彼からはこれまでもたくさんのことを学んできたし、これからも学べると思う。それにケテル(・マルテ)やコービン(キャロル)をはじめ、多くの素晴らしい選手たちと一緒にプレーできる機会を本当に楽しみにしているよ。

 これからはドジャースと同じ地区で争うことになり、すぐ次のカードで対戦する。ヨシ(山本由伸)からはもう「おめでとう」とメッセージが届いたし、「次のシリーズで会おう」というやり取りもした。翔平はケガの状態がどうなっているのか詳しくは知らないけれど、彼にとって一番いいことを願っている。もし本人が投げられると思っているなら投げてほしいし、健康を優先した方がいいなら無理はしてほしくない。彼自身が一番いいと思う判断が一番だ。彼らにまた会えるのは楽しみだけど、対戦するのを楽しみにしているわけじゃない(笑い)。彼らは本当に凄い選手だからね。

 地区の戦いは厳しくなるけれど、僕の目標はプレーオフに進み、ダイヤモンドバックスの一員としてできる限りのところまで勝ち進むことだ。それが野球選手なら誰もが目指すこと。トレードされた今、これまで以上にモチベーションが高まっている。自分の最高の状態でプレーに臨み、このチームの勝利に少しでも貢献したいね。

 ◇ラーズ・ヌートバー 1997年9月8日生まれ、カリフォルニア州エルセグンド出身の28歳。南カリフォルニア大から18年ドラフト8巡目(全体243番目)でカージナルス入団。21年6月にメジャーデビュー。母・久美子さんは埼玉県松山市出身の日本人で、ミドルネームの「テイラー・タツジ」は祖父の榎田達治さんから。23年WBCの侍ジャパンに選出され、全7試合に「1番・中堅」で出場し、14年3大会ぶり世界一に貢献した。1メートル85、92キロ。右投げ左打ち。今季成績は48試合の出場で37安打、打率.241、3本塁打、16打点、1盗塁。

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