広島・ファビアン「もう最高!」 “人生初体験”のサヨナラ弾、延長12回2死から…まさに起死回生

[ 2026年8月5日 05:05 ]

セ・リーグ   広島4―3巨人 ( 2026年8月4日    マツダスタジアム )

<広・巨(12)> 12回、サヨナラ本塁打を放ったファビアン (撮影・平嶋 理子)         
Photo By スポニチ

 広島のサンドロ・ファビアン外野手(28)が、4日の巨人戦で自身初となるサヨナラ本塁打を放った。3―3の延長12回2死無走者から相手守護神・マルティネスの失投を逃さずバックスクリーン左へ運んだ。7回には反撃の2点適時打など今季初の3安打で3打点。チームは3点差を逆転する5度目のサヨナラ勝ちで2連勝。3位・ヤクルトとのゲーム差を3とした。 

 起死回生の一撃だった。ファビアンが、最後の最後に意地をみせた。3―3の延長12回2死からの第6打席。マルティネスの初球、高めに浮いたスプリットを中堅左に突き刺し、初めて歓喜のウオーターシャワーを浴びた。

 「絶対一発で(甘い球を)捉えようと思っていた。すごく球が速い投手なので、力まない意識で入った。うまく反応できた」

 会心の一発に自然と笑みがこぼれた。「人生でも覚えてない。米国でも多分ない」。来日初のサヨナラ弾となったが、サヨナラ打自体が人生で初めてだという。チームメートの出迎えにも「みんなすごく喜んでいて、もう最高」と夢心地だった。

 チームがマルティネスからサヨナラ弾を放つのは、中日時代の21年9月7日に坂倉が記録して以来。新井監督も「最高です。最後、素晴らしいホームランだった。技術的にもいい打ち方をしないと、あそこには入らない。よく押し込んでいた」と手放しで喜んだ。

 反撃もファビアンから始まった。0―3の7回2死満塁、代わったばかりの船迫の初球ツーシームを左前に2点打。積極的な姿勢で流れをたぐり寄せた。

 「みんながつないでチャンスをつくってくれたので、絶対打ってやろうと思っていた」

 同点の9回2死二塁では、赤星のシュートに詰まってバットが粉砕される二ゴロ。悔しい気持ちに包まれながらも「メンタル的にはポジティブだった。まだ打席がある、終わってないと思っていた」といい、執念の一撃につなげた。

 「リリーフ陣は全員自分の仕事をしっかりできていた。投手の仕事は素晴らしい」

 継投に入った6回からは7投手が延長12回まで無失点リレー。ファビアンも投手陣の粘りに応えようと毎打席必死に食らいつき、勝利に貢献した。チームは2連勝で3位・ヤクルトと3ゲーム差。浮上に向け、弾みを付ける5度目のサヨナラ劇だった。(長谷川 凡記)

続きを表示

この記事のフォト

「広島」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年8月5日のニュース

タグ内の最下位に記述をオススメします ここから-->