横浜・村田監督「天国で見守ってくださっている」「助けてもらってばかり…」元監督渡辺元智さん追悼

[ 2026年8月17日 21:39 ]

今春の選抜出場を決め、村田監督(左)に色紙を手渡す渡辺元智さん(撮影・柳内 遼平)
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 高校野球の強豪・横浜(神奈川)の元監督の渡辺元智さんが死去したことが17日、分かった。81歳だった。

 高校野球界で輝かしい実績を残した名将がこの世を去った。渡辺さんは68年に母校・横浜の監督に就任。すぐに卓越した指導力を発揮し、73年の選抜に28歳の青年監督として初出場して見事に初優勝。全国屈指の強豪校へと育て上げた。

 教え子で、今夏の甲子園大会を戦っている横浜・村田浩明監督は本紙の取材に「監督さんの分まで、甲子園に思いを持ってやっていきます。本当に気が動転しています…。監督さんがつくられた横浜高校なので。本当に助けてもらってばかりだった。覚悟と使命感を持ってやっていきたいです。きっと天国で見守ってくださっていると思います」と語った。あす18日は花巻東(岩手)と準々決勝を戦う。

 渡辺氏は98年には「平成の怪物」松坂大輔(本紙評論家)を擁する無敵のチームをつくり上げる。甲子園春夏連覇をはじめ、神宮大会、国体の4冠を史上初の無傷の44連勝で達成。全国的名将の地位を不動のものとした。

 春夏の甲子園での通算5度の優勝は、大阪桐蔭・西谷浩一監督(9回)、PL学園・中村順司元監督(6回)に続く史上3位。通算51勝は同5位タイだった。

 ◇渡辺 元智(わたなべ・もとのり)1944年(昭19)11月3日生まれ、神奈川県出身。横浜(神奈川)で外野手として活躍も在学中は甲子園出場なし。進学した神奈川大を右肩故障のため中退し、一度は工業会社に就職。65年から母校・横浜でコーチを務め、68年秋に監督就任。73年選抜で初出場初優勝し、80年夏に愛甲猛を擁して初優勝。98年は松坂大輔らで甲子園春夏連覇。神宮大会、国体も含め4冠、無敗の44連勝を記録した。06年の選抜で3度目の優勝。94~95、04、11年には高校日本代表監督。甲子園通算51勝22敗。15年夏の神奈川大会を最後に勇退し、終身名誉監督を務めた。

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