張本勲さん死去…球界から追悼の声続々 山本昌氏、上原浩治氏ら「野球界を牽引された偉大な先輩でした」

[ 2026年9月10日 12:00 ]

張本勲さん
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 元プロ野球選手で野球解説者の張本勲(はりもと・いさお)さんが、9日午後に死去したことがわかった。86歳。プロ野球歴代最多の通算3085安打を放ち、球界に偉大な足跡を残したレジェンドの訃報に、球界から追悼の声が相次いでいる。

 広島出身の張本さん。広島OBで元広島監督の山本浩二氏は「厳しさもユーモアもある方だった。巨人に在籍した4年間はあいさつしかできなかったけど、ON(王貞治、長嶋茂雄)と同じように憧れた人。偉大な記録(3000安打)を成し遂げられ、話もうまくてね。名球会では昔のエピソードを何度も聞かせてもらった。ご冥福をお祈りいたします」と追悼した。

 元広島監督の達川光男氏も「広島出身ということで、愛情を持って接していただいた。人というものは『起きて半畳、寝て一畳』。贅沢(ぜいたく)なことは考えなくていいとおっしゃってくださった。私はその言葉をずっと胸に刻んでいました。ご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。

 元巨人エースで、メジャーリーグでも活躍した上原浩治氏は、所属先の「Sports Backs」を通じてコメントを発表。「プロ野球界に残された数々の偉大な記録はもちろんですが、現役を退かれてからも長年にわたり野球界を見守り、時には厳しく、時には愛情を持って選手たちに言葉をかけ続けてこられた姿が、とても印象に残っています」と印象を明かし、TBS「サンデーモーニング」で共演した際の思い出を回顧。「これからも空の上から、野球界にたくさんの“あっばれ!”を、そして時には“喝!”を入れてください。張本さん、本当にありがとうございました」と感謝で締めくくった。

 元中日のレジェンド左腕・山本昌氏は「張本勲さんがご逝去されました。球界のレジェンドであり野球界を牽引された偉大な先輩でした」と追悼。「名球会や仕事でご一緒させて頂いた時は“昌、昌”と呼んでもらい本当に可愛がって頂きました。家族でご挨拶に行くと必ず優しい言葉をかけてくれました」と振り返り、「本当に残念です。ご冥福をお祈り致します」と悼んだ。

 元ロッテ捕手の里崎智也氏も「先日サントリードリームマッチでお会いした時には、元気で、お話もしたばかりだったのに、急でびっくりしています」と驚きを吐露。「ロッテのユニフォームにも袖を通した大先輩でもありますし、野球界に残した功績は計り知れない」とし、「わたし自身もその志を引き継いで未来にバトンをつなげる一員として今を生きよう」と思いをつづった。

 張本さんは1940年6月19日生まれ、広島県出身。浪商(現大体大浪商)から59年東映(現日本ハム)入団。プロ1年目の59年に新人王を獲得。広角に打ち分ける卓越した打撃で「安打製造機」と呼ばれ、プロ野球最多の通算3085安打を放った。首位打者を7度獲得。最多安打3度、最高出塁率9度、ベストナイン16度を記録した。首位打者7度は現在もプロ野球記録。90年に野球殿堂入りを果たした。

 近年は、TBS系「サンデーモーニング」のスポーツコーナー「週刊御意見番」で“辛口評論家”として手腕を発揮。独特の語り口で「喝!」を入れる姿や「あっぱれ!」のフレーズがお茶の間で親しまれ、野球ファン以外にもその名を知られる存在となった。

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