NPB新コミッショナーに三井物産顧問の飯島彰己氏就任へ 3代続けて財界出身 榊原氏は11月限りで退任

[ 2026年9月16日 03:00 ]

飯島彰己氏

 プロ野球の榊原定征コミッショナー(83)が2期目の任期が終了する今年11月限りで退任し、後任には三井物産元社長で現顧問の飯島彰己氏(75)が第16代コミッショナーに就任する見通しであることが15日、分かった。正式に就任が決まれば前任の斉藤惇氏から3代続けて財界出身のコミッショナーとなる。

 飯島氏は74年に三井物産に入社し、鉄鋼原料畑を歩き、資源・エネルギー部門で手腕を振るい09年に社長に就任した。石油危機、バブル崩壊、東日本大震災などを乗り越え、資源の安定供給に関与してきた。15年から経団連副会長を務めたが、当時の経団連会長が榊原コミッショナーだった。飯島氏は23年に秋の叙勲で、国や公共のために顕著な功労や功績を挙げた人物に贈られる「旭日大綬章」を受章。新たなリーダーとして球界改革とともに、財政再建においても手腕が期待される。

 榊原コミッショナーは東レ社長、経団連会長などを歴任し、22年12月に第15代コミッショナーに就任。まだ新型コロナウイルスの影響が大きく残っている中、2期4年にわたり難しいプロ野球のかじ取りを担ってきた。就任時にはセ・パ両リーグのルール統一を課題に掲げて「セ・リーグのDH制はどうか」と問題を提議。反対派の球団との調整を進め、来季からの導入へ道筋をつくった。また、これまでなかった人名を冠した野手の最高栄誉の賞である「長嶋賞」の創設も後押しした。

 ◇飯島 彰己(いいじま・まさみ)1950年(昭25)9月23日生まれ、神奈川県出身の75歳。横浜国大経営学部卒。74年に三井物産に入社し、英国駐在を含めて鉄鋼原料、金属資源部門を担当。09年4月に代表取締役社長に就任。15~21年は同社会長を務め、ソフトバンクグループや武田薬品工業などの社外取締役も担った。三井物産顧問、日本銀行参与。

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