広島・西川篤夢 同期入団の勝田成を「追い抜きたい」 2安打2得点で存在感、来季レギュラー争いに参戦へ

[ 2026年10月9日 05:05 ]

フェニックス・リーグ   広島10―9日本ハム ( 2026年10月8日    天福 )

<フェニックスL 広・日>マルチ安打をマークした西川(撮影・渕上 幹也)
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 広島・西川篤夢内野手(18)が8日、みやざきフェニックス・リーグの日本ハム戦に「1番・遊撃」で先発し、2安打2得点と存在感を示した。今季1軍8試合に出場し、プロ初安打もマークした期待の高卒ドラフト6位ルーキー。同期入団の同3位・勝田にライバル心をたぎらせ、「長打を打てるショート」を掲げて来季のレギュラー争いに参戦する構えだ。 

 18歳の若鯉が、秋の戦場で確かな存在感を発揮した。来季に2年目の飛躍を期す高卒ルーキーの西川だ。

 「ティー打撃やネクスト(バッターズサークル)でのタイミングの取り方、打席に入る前の意識を打撃コーチと試行錯誤している中で、今日の結果につながったのかなと」

 そのバットでヒットパレードを奏で、攻勢の旗振り役を担った。まずは0―9の3回1死無走者。大型右腕・松本からの右前打で3得点の口火を切った。さらに4―9の6回1死無走者では14年目のベテラン右腕・福谷から中前打を放ち、この回も一挙4得点の呼び水となった。

 「プロの壁は痛感した。でも配球やネクストでの過ごし方など学びが多かったので、経験ができて良かった」

 充実の1年目だった。高卒新人ながら、8月12日ヤクルト戦で1軍初昇格即、代打でプロ初出場。同18日の中日戦でプロ初安打をマークすると、同21日の巨人戦では「9番・遊撃」としてドラフト制以降、球団の高卒新人野手では71年守岡茂樹に次ぐ18歳7カ月でプロ初スタメンに名を連ねた。計8試合出場と将来性を誇示した。

 その経験を糧に飛躍の2年目を見据える。狙うは遊撃のレギュラー。そんな若鯉の前には、ドラフト同期で今季52試合に遊撃で先発起用された勝田らが立ちはだかる。だが4学年上のライバルにも、「同期ですけど、負ける気はない。追いつくではなく、追い抜きたい」と気後れはない。

 掲げる理想像は「長打を打てるショート」。入団時からウエートトレに励んでおり、今オフの目標は現在の体重83キロから90キロへのスケールアップ。ただ、やみくもに体重を増やすのではない。遊撃手にふさわしい体づくりへ「今の体重の中では筋肉量はいい感じなので、体重をクリアしたら筋肉量、次はスピード感と一つ一つ順を追って求めていきたい」と冷静に分析し、「将来的には主軸を打ちたい」と青写真を描く。

 高2軍監督からも「(1年で)体もだいぶ強くなったと思うしスイングも強くなっている。順調に伸びている」と成長を評価される有望株。「(1年目は)盗塁も少なかった。走攻守においてシーズン中にできなかったことをやりたい」。宮崎の地で、実りの秋を過ごす。(渕上 幹也)

 ◇西川 篤夢(にしかわ・あつむ)2007年(平19)12月28日生まれ、三重県伊賀市出身の18歳。神村学園高伊賀では1年春からベンチ入りし、3年夏は三重大会3回戦敗退で甲子園出場なし。25年ドラフト6位で広島入り。今季は8月12日のヤクルト戦に代打でプロ初出場。同18日の中日戦でプロ初安打をマーク。1メートル84、77キロ。右投げ左打ち。

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