広島2位指名の立命大・西野啓也 学生最終戦2安打2得点締め 次のステージ見据え「入団までに体つくる」

[ 2026年10月24日 05:00 ]

関西学生野球秋季リーグ第6節5回戦   立命大4―3同大 ( 2026年10月23日    わかさスタジアム京都 )

<同大・立命大>8回、安打を放ち、雄叫びを上げる立命大・西野(撮影・井口 裕介)
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 広島からドラフト2位指名を受けた立命大・西野啓也捕手(22)が23日、学生ラストゲームを有終の美で飾った。指名後初の実戦となった関西学生野球第7節の同大3回戦に「5番・捕手」で先発。7回の守備で痛恨の三塁送球ミスを犯すも、終盤に2安打2得点と打撃で取り返し、9回には同2位でソフトバンクから指名を受けた有馬とのバッテリーで締めて逆転勝利に貢献した。プロ入りを前に「けがをしない体づくり」を掲げ、次なる舞台を見据えた。

 試合終了後の西野はすがすがしい表情で仲間たちとの記念撮影を楽しんだ。「寂しい気持ちと、次のステージに進むということでわくわくしています」。学生生活最後の試合。すっきり勝ちたいところだったが、ミスが出た。0―1の7回、投手のけん制から三塁走者を挟殺プレーに持ち込んだが、西野が三塁へ悪送球。自らの失策で追加点を許した。

 「落ち着きのなさが自分の課題。もっと余裕を持ってプレーしたかった」

 それでもバットで意地を見せ、マルチ安打で挽回した。0―2の8回、先頭打者で反撃の口火を切る左前打を放ち、チームは1点を返した。さらに1―3の9回には、2死一塁から左前打を放ち、一塁ベース上で力強く手をたたいた。その後相手失策も絡み、結果的に逆転劇を呼び込んだ。「自分のミスで1点取られた部分もあったので、絶対塁に出ようという気持ちで打席に立ちました」と汚名返上した
。
 二塁送球完了タイム1・8秒台を誇るなど、巨人の小林誠司級の強肩が買われ、22日に行われたドラフト会議では2位指名を勝ち取った。捕手としての潜在能力は高いが、課題もまだまだ多い。ただ、ミスを救ったのは打撃だ。21日の1回戦で今秋1号の特大ソロ。22日の2回戦でも3安打4打点と抜群の打撃センスで、伸びしろを感じさせる。

 リードした9回は盟友の有馬とのバッテリーで締めた。「(有馬が)気持ちがこもった球を投げてきていた」と西野が言えば、有馬も「凄い気持ちを出してワンバウンドを止めてくれた」とたたえ合った。次に会うのはプロの世界。お互いに成長した姿での再会を誓う。

 「実感はまだ湧いていない。体が大きくないので、入団までにしっかり体をつくって長くプレーしたい」。カープで正捕手をつかむまで時間はかかるが、視線は夢舞台を見据えていた。 (渕上 幹也)

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