DeNA・東 日本シリーズ最多5併殺で7回零封も24年反撃の再現ならず…3連敗で崖っ縁

[ 2026年10月28日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2026 第3戦   DeNA1―2ソフトバンク ( 2026年10月27日    みずほペイペイD )

<ソ・D>7回 代打・山本祐のライナーを直接キャッチして二塁へ送球、併殺を完成させた東がガッツポーズを決める (撮影・成瀬 徹)
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 球場は異様な熱気に包まれた。7回1死一塁。ソフトバンクの代打で「山本祐大」の名前がコールされる。耳をつんざくような大歓声の中、DeNA・東は“元女房”と初めて敵として向き合った。

 「“俺が決めてやる”という覇気を感じたし。初めて対戦したんですけど、良い打者だなと思った」

 2ボールからのチェンジアップでストライクも、捕逸で走者が二塁に進む。空振り、ファウルからの6球目。外角低めのチェンジアップを捉えたライナーに東がグラブを伸ばした。捕球した後、すぐさま走者が飛び出していた二塁に送球して投直併殺。左拳を2度、突き出して雄叫びを上げた。「あれ以上の高さだったらヒットにされていた。紙一重だった」と振り返った。

 走者を出しても点は与えなかった。低めに球を集めながら日本シリーズ最多記録となる5併殺で要所を締めた。強力打線を7回6安打無失点。「三振を取る投手じゃないので。自分らしい投球ができた」とエースとして役割を全うした。ただ、終盤にリリーフ陣が踏ん張りきれず、3連敗で後がなくなった。

 24年はこの日と同じ2連敗だった敵地での第3戦で好投。そこから4連勝での逆転日本一につなげたが、再現はならなかった。紙一重の敗戦が続くが「まだ終わっていない」と相川監督。3連敗からの4連勝は過去、58年の西鉄、86年の西武、89年の巨人の3度のみ。奇跡の大逆転日本一を信じて、戦うだけだ。(重光 晋太郎)

 ≪両軍合わせて6併殺も最多≫DeNAが1、3、4、6、7回と5度併殺を完成させた。日本シリーズでの5併殺は50年毎日第2戦の松竹をはじめ過去7チームが10度記録した4併殺を抜くシリーズ新記録となった。また、両軍合わせて6併殺(D5、ソ1)も過去11度あった5併殺を抜くシリーズ最多記録。

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