大山 7バーディー奪取65!恋愛出遅れもゴルフでは完勝

[ 2014年10月24日 05:30 ]

9番でティーショットの方向を見つめる大山志保

スポニチ主催女子ゴルフツアーNOBUTA GROUPマスターズGCレディース第1日

(10月23日 兵庫県三木市・マスターズゴルフ倶楽部=6445ヤード、パー72)
 国内最高の賞金総額1億4000万円のビッグトーナメントが開幕。08年、11年の大会覇者で、単独7位以上で生涯獲得賞金7億円を突破する大山志保(37=大和ハウス工業)が単独首位発進した。7バーディーを奪取し、65をマーク。同組で婚約中のポーラ・クリーマー(28=米国)、新婚の横峯さくら(28=エプソン)の2人からは恋愛では出遅れ?も、ゴルフでは完勝した。1打差の2位に上田桃子(28=フリー)がつけた。
【第1R成績】

 大会2勝の実績はだてじゃない。大山が圧巻のバーディーラッシュを見せた。「アイアンが良くてバーディーチャンスにつけられた」と満足そうにうなずいた。

 スタートの10番第2打を8Iで4メートルにつけてバーディー発進。12番、14番はいずれも3メートルのバーディーパットを沈めた。17番パー3は5Iで5メートルにつけて、これも決めた。後半の4番、6番は7Iでチャンスにつけてものにすると、182ヤードの7番パー3は5Uで手応え十分のショットを放った。惜しくもボール1個半分の転がりが足りなかったが、この日7個目のバーディーを奪った。

 同組の75だった横峯、69だったクリーマーに圧勝する65で、首位発進。優勝した08年大会の初日と同じスコア、同じ順位の吉兆スタートだ。それでも、好プレーの際に飛び出すガッツポーズはこの日は封印。「自然と出なかった。初日ですし大人になったんですかね」と余裕の表情で話した。

 女はこういう時に燃えるもの?一方を見れば、新婚ほやほやの横峯。他方を見ても、婚約中のクリーマー。ラブラブな雰囲気をまとった2人に挟まれて、独身の37歳が底力を見せた。前日まではショットもパットも状態が悪く、好スコアは期待していなかったという。低いモチベーションを変えてくれたのがこの日のペアリング。「凄い組み合わせで豪華なメンバーだったから楽しみになった」と言う。純粋に人気、実力ともNo・1の横峯と、06年大会以来となったクリーマーとの久しぶりの顔合わせを指すものだったが、心の隙間を言い当てたのは前日に電話で話した母・ユリ子さんの一言だった。

 「母に“志保、寂しいね”って言われました。私だけ、見守ってくれる人がいないって」

 笑って打ち明けられるのも、幾度のケガを乗り越え第一線で活躍し続ける大山ならではだ。目標は39歳で迎えるリオデジャネイロ五輪の出場。確かに今は夫も婚約者もいないが、誰にも負けない向上心がある。現在、取り組むのは「両足の軸を安定させ、その場で回転する」スイング。それが正確なショットを生んだ。恋路はちょっぴり困難でも3度目のビクトリーロードは開けている。

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