【女子ゴルフ】森井あやめ 33歳“苦労人”が悲願初Vへ首位と2差2位「人生を変えたい」

[ 2026年10月25日 05:00 ]

女子ゴルフツアーNOBUTA GROUPマスターズGCレディース第3日 ( 2026年10月24日    兵庫県 マスターズGC=6520ヤード、パー72 )

<マスターズGCレディース 3日目>ホールアウトし、ギャラリーの声援に応える森井あやめ(撮影・椎名 航)
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 プロ11年目の森井あやめ(33=F&co)がツアー初Vへ大きなチャンスをつかんだ。1打差の2位で出て5バーディー、2ボギーの69、通算10アンダーと手堅くスコアをまとめ、2打差の2位で最終日を迎える。AIG全英女子オープン覇者の桑木志帆(23=大和ハウス工業)が、67の通算12アンダーで首位に立った。佐久間朱莉(23=大東建託)ら4人が森井とともに2位につけている。

 ツアー未勝利の森井が、桑木や佐久間、堀らそうそうたる顔ぶれがそろう優勝争いに堂々と割って入った。

 「メンタルが弱くていつもは大事な場面で手が震えたりするのに今日は緊張しませんでした。80点の出来でした」と笑顔で自己採点した。この日はトップに立った桑木と同組でプレー。「パットがうま過ぎてびっくりしました」と驚きながらも、自身も6番で6メートル、13番で6メートルをねじ込み食らいついた。正確なショットにも支えられた。フェアウエーキープ率は90・48%で全体3位、パーオン率は77・78%で同4位をマークした。

 スポンサー関係者に紹介されたボクシングの井岡一翔と出会ってから意識が変わった。もともと「格闘技はやったことがないですが、試合とかで戦ってみたい」と話す格闘技ファン。井岡が5階級制覇に挑んだ5月の井上拓真とのWBC世界バンタム級タイトルマッチも観戦し、ダウンしても立ち上がって戦う姿に「凄い刺激をもらった」と振り返る。

 大阪学院大高卒業後にプロテスト受験を目指していたが、交通事故に遭って断念し大阪学院大に進学した。それでも夢を諦め切れず2年で中退。ゴルフ場で働きながらプロテストに挑戦し3度目に突破した。しかしレギュラーツアーではなかなか稼ぐことができず、下部のステップでも「予選を通っただけでは赤字で大変です」と苦しい生活が続いた。

 自己最高の2位で迎える最終日。初Vはもちろん、単独5位以内に入れば初シード権獲得につながる年間ポイントランク50位以内も見えてくる。「勝ったら人生が変わる。変えたいです」と33歳の苦労人が人生の大逆転に挑む。

 ◇森井 あやめ(もりい・あやめ)1993年(平5)7月9日生まれ、大阪府出身の33歳。8歳でゴルフを始める。大阪学院大高を経て大阪学院大に進むが、2年で中退し16年プロテスト合格。24年ステップアップのヒルズ・レディース優勝。ツアーの自己最高成績は25年富士通レディースと26年リゾートトラスト・レディースの6位。年間ポイントで争うメルセデスランクは現在63位。師匠は山崎千佳代。1メートル63、54キロ。

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