初めてコント日本一の座にたどり着き、喜びを爆発させたジェラードンのアタック西本(左)とかみちぃ(©TBSキングオブコント2026) コント日本一決定戦「キングオブコント(KOC)2026」の決勝が17日、東京・赤坂のTBSで行われ、結成18年のジェラードンが初優勝した。決勝進出は5年ぶり2度目。昨年2月にトリオからコンビになった苦難を乗り越え、3445組のエントリーから第19代王者に輝き、賞金1000万円を獲得した。同局系で生中継された決勝には、大会初の敗者復活戦を突破した1組を含む計11組が参戦した。
優勝の瞬間、角刈りのアタック西本(39)と相方のかみちぃ(39)は喜びを爆発させることなく地味に会釈。かみちぃが西本と肩を組むと、西本は唇をかみしめながら涙を浮かべた。
結成は2008年。KOCは5年ぶり2度目の決勝で、昨年2月にはトリオからツッコミの海野裕二(38)が脱退。コンビ体制になって初進出で夢をつかみ、かみちぃも涙を浮かべて「トリオでもコンビでも面白いところを見せられてよかったです」と感激した。
決勝には主宰の蓮見翔(29)が演劇の第70回岸田國士戯曲賞を受賞した男女8人組、ダウ90000が初進出。5年連続5度目のや団、昨年初開催の「ダブルインパクト~漫才&コント二刀流No.1決定戦~」初代王者で2年ぶり6度目のニッポンの社長、大会初の敗者復活戦を勝ち抜いたスパイシーガーリックなど個性豊かな11組がしのぎを削った。
ジェラードンはファーストステージ(S)を1位で突破。2位の蛙亭、3位のヤッホイとともにファイナルSに進出した。1本目は上半身裸で互いに酔っぱらいを装うサラリーマンのネタを届け、2本目はマジックバーが舞台。濃いキャラ設定が得意の西本は、長髪のマスターに扮して角刈りとのギャップを演出。終盤でカウンターから出ると、下半身はバニーガールの網タイツ姿というオチで、ダメ押しの爆笑を巻き起こした。
ジェラードンは拠点の埼玉・大宮ラクーンよしもと劇場でコントに磨きをかけ、人気ユニット、大宮セブンのメンバーとしても活躍。昨年のKOCでは西本がネタ中に右脚肉離れで負傷。準決勝の出場を辞退し、悔しい思いも乗り越えてきた。
かみちぃは2本目について「ギリギリのラインを攻めました」とコメント。舞台で見せる自由な芸風から1本5分の制限でテレビを意識した構成に、手応えを強調した。
一方、西本は「このネタは賞味期限1日しかないんで」と一発勝負にかけた思いを吐露。会場の笑いをかっさらい、文句なしの戴冠だった。