広島・中村奨成 来季2桁盗塁へ年末年始無休トレ「1番でやっていくなら大事」改めてフル出場に意欲

[ 2025年12月29日 05:45 ]

トークショーで来季の活躍を誓った広島・中村奨成
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 広島・中村奨成外野手(26)が28日、来季の目標に2桁盗塁を掲げた。74試合で1番に起用された今季は成功2に対し、失敗が6。現役時代に俊足で鳴らした福地寿樹、赤松真人両コーチから技術を吸収し、成功増につなげる構えだ。10月に手術を受けた右足首はリハビリが完了。打撃練習は既に再開しており、1軍での地歩を固めるために年末年始は無休でトレーニングに励む。

 中村奨はこの日、広島市内でトークショーに出演。ファンと触れ合う中で、改めて来季の全143試合フル出場に意欲を示した。12月5日の契約更改時に挙げた目標。イベント終了後には現実的な数字にも言及した。

 「盗塁をもう少し増やしたい。1番でやっていくなら、そこも大事になってくるので。2桁は走りたい」

 74試合で1番に起用された今季、盗塁企図数は8回で、成功2に対して失敗が6。リードオフマン定着を目指すのに、自己最多が21年の3個では心もとない。10月に手術を受けた右足首の影響は「ない、ない、ない」と3度にわたり否定した。

 「単純に技術が足りないか、上がった投手のレベルに追い付いていないだけ。途中から盗塁のサインを出してもらえなくなったのは僕の力不足かな…と」

 羽月、大盛を手本に挙げた。言わずと知れた走塁のスペシャリスト。「(羽月)隆太郎も大盛さんも投手を研究し、理由がある中でスタートを切っている。見習わないといけない」。自身を飛躍へと導いてくれた心強い存在も、来季は1軍で指導する。

 「福地さんが1軍に来られたし、赤松さんもいる。技術的なことを吸収できれば」

 2軍で中村奨にフォーム改造を勧めた福地コーチは、08、09年のセ・リーグ盗塁王。来季は1軍に異動し、打撃チーフを務める。現役時代に通算136盗塁を誇る赤松外野守備走塁コーチもおり、走塁技術を磨くための環境は申し分ない。

 「1歩目も、スピードの乗り方もそう。走り方もあるかもしれない。いろいろ質問し、アドバイスをもらえたら。隆太郎や大盛さんみたいに“いつでも走っていい”と。それぐらいの技術が欲しい」

 右足首のリハビリは完了。「ありがたいことに、たくさん呼んでもらっている」というイベントの合間に汗を流しており、打撃練習は既に再開した。守備の動きは1月の自主トレで徐々に取り入れる意向。無論、年末年始も無休で動く予定だ。

 「10、11月に(手術の影響で)遅れている分、他の選手よりやらないといけない。時間があればバットを振って、足の不安があるから走ったり。公園でもどこでもできるので」

 来季は1軍で実質2年目、中村奨に油断や慢心は一切ない。
 (江尾 卓也)

 ○…今季、広島の先発1番打者の合計盗塁数は7で、巨人の4に次いで少ないリーグ5位の成績。先発1番打者による個人シーズン2桁盗塁は、18年の田中広輔(25盗塁)以来出ていない。また、チーム盗塁数も今季は57で、これも巨人の53に次ぐリーグ5位。リーグ1位は、16年の118盗塁、17年の112盗塁、18年の95盗塁とリーグ3連覇の年が最後となっている。

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