【高校野球】沖縄尚学 末吉が締めて甲子園切符 新垣に加えて左腕・久高が台頭 強力投手陣で夏連覇へ

[ 2026年7月21日 05:00 ]

第108回全国高校野球選手権沖縄大会決勝   沖縄尚学4―3エナジックスポーツ ( 2026年7月20日    沖縄セルラースタジアム那覇 )

<沖縄尚学・エナジックスポーツ>優勝した沖縄尚学の選手たち(撮影・杉浦 友樹)
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 第108回全国高校野球選手権大会(8月5日開幕、甲子園)の地方大会は20日、32大会で111試合が行われた。沖縄大会決勝では昨夏甲子園で優勝した沖縄尚学が、エナジックスポーツに4―3で競り勝ち、2年連続の出場を決めた。

 真っ青な空に、末吉が左手を突き上げた。2年連続の頂点。マウンドに歓喜の輪ができた。「しっかり勝ち切ることができて良かった」と笑みを浮かべた。

 9回1死。DHで出場していた背番号10がマウンドに上がると、大歓声に包まれた。先頭を見逃し三振。3連打で1点差まで詰められたが、最後は空振り三振に抑えた。直球の最速は147キロをマークし「去年の夏以降では一番調子が良かった」と手応えをつかんだ。

 4月ごろから左肘のコンディション不良が続き、先発した準決勝以外は全てDHでの出場だった。投手陣のニューヒーローは背番号11の左腕、久高大瑚(3年)だ。今夏は3試合に先発して決勝も5回1失点と好投。「末吉を治った状態で投げさせたい気持ちがあった」と胸を張った。練習では遠投を多めに取り入れ、体を大きく使うことを意識。準々決勝では自己最速の149キロも計測した。

 昨夏の日本一に貢献した背番号1の右腕・新垣有絃(3年)も健在で、投手陣はより厚みが出てきた印象。比嘉公也監督はエースナンバー争いに「今のボールの状態だったら(甲子園は)末吉になるかなと思います」と見通しを語った。

 末吉としても望むところだろう。準決勝後には、昨夏の日本代表で一緒だったロッテ・奥村から連絡があり「さすが日本代表のエースですよ」と冗談交じりに激励された。「背番号10で終われない気持ちでやってきた。少しでも貫禄を出していけるよう準備したい」。今度は史上7校目の夏連覇に向けた物語が始まる。 (杉浦 友樹)

 ▼沖縄尚学 文武両道の私立校。1999年春に沖縄勢として甲子園初優勝。

≪1点差肉薄も3年連続準V≫
 沖縄エナジックスポーツは3年連続の銀メダル。夏初出場の夢は持ち越された。3点を追う9回に猛反撃。5番の照屋碧南(あなん=3年)が右越え本塁打を放ち「打った瞬間だった。勝つことしか考えていなかった」と流れを呼んだ。プロ注目の末吉から3連打で1点差まで迫るも及ばず。内野壮監督は「3年生の意地が出ていた」とねぎらった。

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