阪神・神宮僚介 また零封!ブルペンに救世主 “完全”デビューに続き2戦連続被安打ゼロ

[ 2026年8月9日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神1―7中日 ( 2026年8月8日    京セラドーム大阪 )

<神・中(18)>5回、ボスラーから三振を奪い雄叫びをあげる神宮(撮影・大森 寛明)
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 悔しい敗戦の中で期待の新星が大きな輝きを放った。阪神・神宮は5回1死一塁で2番手として登板。ピンチの場面を無失点で切り抜けると、力強く拳を握った。

 「どんどん自分の持ち味を出して、相手を打ち取っていこうと思っていました。三振を取った後も凄い歓声が沸いていたんで、そこはうれしかった」

 イニング途中の難しい場面で出番が巡ってきた。いきなりサノーにはじき返された三塁への打球を佐藤輝がファンブル。味方のミスで1死一、二塁とピンチが拡大した。それでも、一切動じることなく、続く石川昂を147キロの直球で二飛。最後はボスラーを149キロ直球でインコースを攻め、空振り三振を奪った。

 デビュー戦となった前回5日のDeNA戦では14球で打者3人をパーフェクトに抑えた。これで2戦連続無失点。「今は目の前のバッターに向かって、全力で対戦するだけ。先の事は考えずに、目の前のバッターに集中していきたい」と見据えた。

 チームの「心臓」であるブルペンは苦しい状況にある。ここまで8月の救援防御率は4・76。前日7日の中日戦では守護神・ドリスが2点リードを守れず、まさかの逆転を許していた。苦しい台所事情の中で、右の中継ぎ候補として台頭する育成出身のルーキー右腕への期待は高まる。

 今の形をつくりあげたことが転機となった。東農大北海道オホーツク入学直後にトレーナーから「腕を下げた方がもっと良くなる」と勧められていた中で、大学2年時の4月にサイドスロー転向。「逃げたくない。挑戦する方を選びました」と悩んだ末に大きな決断を下した。

 「1軍に定着することを、まず目標にしたい」

 大きな目標を掲げて臨んだ1年目。苦境のブルペンに差し込んだ一筋の光は、さらなる予感を漂わせた。 (山手 あかり)

 ◇神宮 僚介(じんぐう・りょうすけ)2003年(平15)5月27日生まれ、群馬県出身の23歳。桐生第一では甲子園出場なし。東農大北海道オホーツクでは4年秋の北海道学生野球リーグで最高殊勲選手。25年育成ドラフト1位で阪神入団。今季7月3日に支配下選手へ昇格。1メートル78、81キロ。右投げ右打ち。

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