【甲子園】岡山学芸館 田路惣一朗が8回2/3を3失点で昨夏の雪辱 県勢初同一チーム3年連続初戦突破

[ 2026年8月10日 05:00 ]

第108回全国高校野球選手権 1回戦   岡山学芸館7―3鳥取城北 ( 2026年8月9日    甲子園 )

<鳥取城北・岡山学芸館>5回、鳥取城北・山崎を見逃し三振に取り、雄叫びを上げる岡山学芸館・田路(撮影・中辻 颯太)
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 岡山学芸館の田路惣一朗(とうじ・そういちろう=3年)は、1年前の悪夢が頭をよぎっていた。「あの時は何も通用せず、頭が真っ白になって…」。昨夏甲子園の山梨学院戦で救援し、2死しか奪えずに6失点で降板した。「1年間、あの悔しさが原動力だった」と先発として雪辱を期す舞台に戻ってきた。

 2―0の3回に一挙4安打で3点を奪われた。逆転を許して戻ったベンチで「去年の経験を生かせよ」と声をかけられた。修正できないまま終わった昨夏からの成長を示し、4回以降は無失点。8回2/3を3失点の力投で、岡山県勢初となる同一チームの3年連続初戦突破に導いた。

 今秋ドラフト1位候補の菰田陽生に三塁打を浴びた山梨学院戦を経て課題は明白になった。「直球に強さがないと通用しない」。1年後の今回、直球の大半が130キロ前後と球速を見れば昨夏と大差はなかった。違うのは、腕の振りの強さ。連打を浴びて弱腰になった昨夏から一転、「僕の強みは腕を振った直球」と恐れず攻めた。

 その証拠に球数116球のうち直球が77球(約66%)。高校野球も「150キロ時代」に突入した中、自己最速138キロでも直球勝負を挑んだ。「球速では体の大きな選手にかなわない。だけど自分らしさは出せる」。1メートル66の小兵エースが、球速では測れない凄みを示して雪辱を果たした。 (河合 洋介)

 ◇田路 惣一朗(とうじ・そういちろう)2008年(平20)8月18日生まれ、兵庫県出身の17歳。小2で野球を始め、兵庫波賀リトルでプレー。波賀中では軟式野球部で、3年夏からヤング佐用スターズでプレー。岡山学芸館では2年春からベンチ入りし、2年夏は甲子園で救援登板も2/3回で6失点。50メートル走6秒4、遠投100メートル。1メートル66、67キロ。左投げ左打ち。

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