早大・香西が今季初勝利 憧れはヤクルト・石川 引退試合翌日に同じマウンドに立ち「本当に幸せ」

[ 2026年10月4日 18:49 ]

東京六大学野球秋季リーグ戦第4週第2日2回戦   早大6―1東大 ( 2026年10月4日    神宮 )

六大学野球<早大・東大>先発の早大・香西(撮影・篠原 正樹)
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 早大が東大に2連勝して、勝ち点1を獲得した。今季初の先発マウンドに上がった主将・香西一希投手(4年)が、7回3安打無失点で力投した。

 白星は、今春の東大との初戦で、1安打完封の「準完全試合」を達成して以来。「春のいいイメージを持ってしっかり入ることができた。初回を取れたことでいいリズムに乗って投げられた」と振り返った。

 この日の最速は139キロ。香西は精密な制球力で勝負する投球スタイルだ。得意のスプリットも効果的に使い、「ゾーンの中で勝負しながら、空振りを取りたいときは低めに落として、うまく使うことができた」と胸を張った。主将の力投に小宮山悟監督は「良かった。本当は完投させてあげたかったんですけどね。明治戦に余力を残して」と、6日に控える明大との3回戦を見据えた。

 手本とする「ロールモデル」は、今季限りで現役を引退するヤクルト・石川雅規投手。同じ左腕で、1メートル71センチと小柄な体格の香西は、九州国際大付(福岡)時代から動画を見て、投球を参考にしていた。

 前日3日に神宮で行われた引退試合も、寮のテレビで視聴し、寂しさから涙も流したという。翌日に同じ球場の先発マウンドに立ち、「本当に幸せ。自分もやれるかもしれないと思わせていただいた(存在)。次は自分が次の世代の野球少年、少女たちに“身体が大きくなくても戦っていける”という姿を見せられるようにやっていきたい」と語った。

 憧れの存在と同じ舞台を志して、プロ志望届を提出した。「任せてもらった場面でしっかり腕を振る準備はできているので、ドラフトの日まで自分ができるアピールをして待ちたい」とラストシーズンに意気込んだ。(片山 和香)

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