巨人・松井新監督 球団初のメジャー経験持つ指揮官 世界に誇る「ジャイアンツブランド」構築へ

[ 2026年10月25日 05:30 ]

正力松太郎氏のレリーフの前で取材に応じる松井新監督(撮影・木村 揚輔)
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 【悲願の松井監督誕生】巨人・松井新監督は23日の就任会見の冒頭で、約8分間の“所信表明”スピーチを行った。「ジャイアンツのまず原点に一回、立ち返るという意味のことは話したいなと思っていました」。その中には、グラウンドだけではない世界に誇る「ジャイアンツブランド」の構築への思いが込められていた。

 球界の盟主・巨人から、メジャーの名門・ヤンキースへ。現役生活のほとんどを常勝を課され、厳しい目にさらされる人気球団で過ごした。グラウンド以外でもNo・1に。だからこそ所信表明では「プロ野球の父」と呼ばれた初代オーナー・正力松太郎の遺訓を引用し「ジャイアンツの哲学。“ジャイアンツは常に強くあれ、常に紳士であれ”“ジャイアンツはアメリカ野球に追いつけ追い越せ”その一つ一つを着実に進めていきたい」と言った。

 思い描くのはチームだけでなく球団全体の成熟だ。「ジャイアンツには科学的トレーニングやスポーツ医学、栄養学、データ分析、全ての面で最先端で研究されている方がおられると思う。しっかり皆に働いていただいて、選手それぞれ成長できるような環境をつくっていきたい」。チーム、スタッフ、施設、フロント全体で世界に誇る組織に、というメッセージのようだった。

 正面入り口に「めざせ世界一!」と刻まれた碑があるソフトバンクのファーム施設「タマスタ筑後」。総工費約60億円をかけて16年に完成した。高い理念を掲げ、12球団トップの環境づくりに取り組む常勝軍団はこの日、3年連続の日本シリーズ初戦を迎えた。

 松井監督の言葉にはコーチ、選手だけではなく球団全体をトップ球団にすることへの意欲がにじむ。「強いジャイアンツ、素晴らしいジャイアンツという“組織”のスタート地点に携わらせていただくことをうれしく思います」。常に強く、アメリカに追いつけ追い越せ――。球団では初のメジャー経験のある指揮官。世界を知る松井監督が「ジャイアンツの哲学」に新たなエッセンスを加える。(巨人取材班)

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