メッツのリンドアがクレメンテ賞受賞 故郷プエルトリコへの支援、青少年育成など評価 同国5人目

[ 2026年10月27日 07:36 ]

ロベルト・クレメンテ賞を受賞したメッツ・リンドア(左・AP)
Photo By AP

 メッツのフランシスコ・リンドア内野手(32)が、社会貢献活動に尽力した選手に贈られる「ロベルト・クレメンテ賞」を受賞した。26日、AP通信が報じた。同日夜のワールドシリーズ第3戦前に表彰される。

 プエルトリコ出身のリンドアは、同賞を受賞した5人目のプエルトリコ系選手となった。過去にはエドガー・マルティネス(2004年)、カルロス・デルガド(06年)、カルロス・ベルトラン(13年)、ヤディアー・モリーナ(18年)が受賞している。

 「プエルトリコの小学校で歴史を学んだ時、ロベルト・クレメンテについて教わったことを覚えています。地域社会に出向き、人々を助ける活動を評価してもらえるのは本当に素晴らしいことです」と喜びを語った。

 リンドアは妻カティアさんとともに、小児医療支援団体や障がい者支援団体、スペシャルオリンピックスなどの活動に参加。故郷プエルトリコではハリケーン被災地の復興支援やスポーツ施設の修復に取り組んできた。

 さらに、母校のモントバード・アカデミーには100万ドル以上を寄付して施設建設を支援。ニューヨークでは高校生を対象とした人材育成プログラム「リンドア・リーダーズ」を立ち上げ、メッツの本拠地があるクイーンズ区の子供たちに学用品を提供している。

 「デルガドやベルトラン、マルティネス、モリーナが私たちの世代に刺激を与えてくれたように、今回の受賞が次の世代にも影響を与え、人々を思いやり、社会に恩返しを続けるきっかけになればと思います」と語った。さらに「アスリートは一般の人々から遠い存在に見られることがありますが、決してそうではありません。私たちも地域社会の一員です」と強調。「若い世代が私のようになりたいと思うと同時に、クレメンテのようになりたいと思ってくれたらうれしい。私たちはみんなクレメンテのような人間になろうとしているのです」と続けた。

 クレメンテは1972年大みそか、ニカラグアの地震被災者に救援物資を届ける途中、飛行機事故で亡くなった。同賞はその遺志を受け継ぎ、グラウンド内外で模範となる活動を続ける選手に毎年贈られている。

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