阪神ドラ3の常深颯大 「珍名」世に広める 「ジョウシン」「ツネフカ」じゃなく「つねみ」です

[ 2026年10月28日 05:15 ]

贈られた藤川監督のサイン入りドラフトIDを手に笑顔の大経大・常深(撮影・亀井 直樹)  
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 阪神からドラフト3位指名された大経大の常深颯大投手(22)が27日、大阪市内の同大で畑山統括スカウトらから指名あいさつを受けた。「名字由来net」によると、常深(つねみ)の名字は全国で約1100人。華々しいデビューで、珍名を一日でも早く浸透させるつもりだ。

 「(初対面の人に名字をちゃんと呼ばれることは)ないです。ジョウシン、ツネフカ、トコフカとかです…。(一発で)読まれるほどの活躍をしたいなと思います」

 1メートル77の左腕で、出どころの見づらいフォームから140キロ台中盤の直球に加え、スライダーやツーシームなどを巧みに操る。上位指名されるほどのパフォーマンスもさることながら、実は学業も優秀。大学では64科目中58科目で「優」評価(80点以上)を受け、成績上位30人が対象の奨学金も受けていた。「自分がやらないと気が済まないタイプ。(勉強も)真面目にはやっていた」。大学3年時までは週3のペースで吹田市内の中華屋でアルバイトもしていた。

 練習姿勢も「常深さんがあれだけやっているから、自分たちもしっかりやらないといけない」と下級生に言わしめるほど。授業にしっかり出ながら、空き時間もウエートトレーニングを欠かさずにプロへの扉を開いた優等生左腕だ。担当の岡本洋介スカウトも「頭のいい選手。自分のことをしっかり理解している選手だと思いますので、そのあたりは自分で考えてやってくれる」と、伸びしろに大きな期待を寄せた。

 プロ1年目の目標に先発なら10勝、中継ぎなら30試合以上登板を掲げた。「(球団から)戦力として見ている、とおっしゃっていただいたので1年目から優勝に貢献できるように頑張りたいなという気持ちが一層、強くなりました」。「常深」の名を世に広めるプロ生活が間もなく始まる。 (石崎 祥平)

 ◇常深 颯大(つねみ・そうた)2004年(平16)7月19日生まれ、兵庫県出身の22歳。明石商では3年夏の兵庫大会8強で甲子園出場なし。大経大では1年春からリーグ戦登板し、2年春に平古場賞(新人賞)、4年秋にベストナイン。関西六大学リーグ通算18勝。1メートル77、82キロ。左投げ左打ち。

《「常深」は全国に約1100人。半分以上の約700人が兵庫県に》
 日本人の名字を網羅する総合サイト「名字由来net」によると、常深は全国に約1100人。 半分以上の約700人が兵庫県にいるとされる。同サイトによると、阪神の現役選手では桐敷(約120人)、今朝丸(約170人)、栄枝(約190人)、門別(約300人)も希少姓とされる。

《明石商の先輩・巨人山崎との対戦熱望》
 ○…常深は明石商の先輩でもある巨人・山崎との投げ合いを熱望した。巨人からドラフト2位指名を受けた直後の山崎と、常深は一緒にキャッチボールもしている。今も山崎のツーシームは参考材料。「自分の動かしたい方向にボールを全部動かしている。ボールを操る能力というのはとてもすごい」と背中を追いかけるが、今後はライバルになる。「プロに入る以上は勝たないと優勝にも近づかないと思う。負けたくないという気持ちの方が僕は強い」とキッパリ話した。

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